むし歯の治療を繰り返し、あるいは多く受けている原因は、
歯周病の進行は歯周病細菌の関与がありますが、生体(宿主側)の免疫応答が深く関与しており、原因は決して一つではなく、多因子性疾患として考えられています。
歯周病に関しては治療終了後も口腔内細菌の働きをコントロール必要性から定期的なメインテナンスにて歯周ポケット内のバイオフィルム(細菌の塊)の破壊、歯石除去を行う必要があります。
生体で今後起こりうることを予測することは不可能ですが、処置済みの修復物、補綴物を長期的に保つことができても処置完了時と同じ状態を半永久的に維持させることは難しいと思われます。早期に修復物(金属)などの浮き上がり、不適合箇所を発見し、必要最小限の再処置に済ませることが、御自身の歯を長く持たせる最良の方法です。
現在治療が必要なところは適切な処置を受けることが必要ですが、その後新たな疾患をつくらない為には正しい食生活習慣、と口腔内セルフケアーの確立が皆様には必要です。
当医院としては
を意識して一人ひとりの口腔内の管理をしております。
※必ず理解してください!
皆様の中には「症状がない=健康」、「何か症状が出たら、痛くなったら歯科医院を受診する」という考えがあるかもしれません。
一方で、定期的なメインテナンスは、自覚症状のないもしくは、ほとんどない状態で来院してもらうために皆様の従来の考え方とは相反することになります。
皆さん、歯科治療・口腔ケアの“意識改革”をしてください。
口腔内には700種類以上の細菌が検出されており、むし歯や歯周病は細菌の塊・バイオフィルムが主要因である多因子性疾患です。
つまり、歯面で細菌バイオフィルムが形成され、成熟していく過程が歯や歯周組織にとって最も為害性がある時期です。バイオフィルムが石灰化して歯石になった時に除去するのでは遅いことを理解していただきたいのです。
従って、口腔内細菌の働きをコントロールする必要性から定期的なメインテナンスにて歯周ポケット内のバイオフィルム(細菌の塊)の破壊を行う必要があります。