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歯科衛生士求人情報
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医院概要

医院名
自由が丘 かなざわ歯科医院 
院長
金澤 啓司
住所
〒158-0083
東京都世田谷区奥沢5丁目24番1号リベルテドゥ2階

診療時間
【平日
8:00 - 13:00 / 
15:00 - 18:00 
土曜
8:00 - 13:00 / 14:00 - 17:00 

休診日
日曜・祝日  
第2,4水曜日 第1,3,5木曜日
TEL
03-3718-1367
診療案内
予防歯科・小児歯科、むし歯・根管治療、歯周病、矯正歯科、 顎関節症など



ドクターズファイル
日本大学歯学部付属歯科病院
acu place
日本病巣疾患研究会
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不愉快な報道

 どうでもいい話題ですが、水泳の日本代表選手が浮気?不倫?とネットで報じられている。国民はそんなことに関心はあるのでしょうか?その現場を捉えようとする輩をパパラッチと称するのでしょうか、そんなことを生業としていることに誇りはあるのかと聞いてみたい。イギリスのダイアナ妃が亡くなられた時は、そのニュース速報に言葉を失ったが、自動車事故の原因が執拗なパパラッチからの追跡を逃れるためにスピードを出したことが原因と報じられたことを記憶されている方も少なくないと思う。なんとも嫌な世の中ではないか。勿論人の道、道徳に反するような行為、行動が褒められるわけではないが、所詮人様のことであり、自分自身が人として恥ずかしくない生き方を顧みることが優先されるべきであろう。最近の報道の在り方には疑問を抱くことが多いと感じるのは私だけか?


                                                                 2020,9,22

         

全ては基本に忠実であれ

 私は幼少の頃から野球を地元の少年野球チームに入って行ってきた。土曜日の午後、日曜日は半日グラウンドで練習を行い、練習の最後のメニューはベースランニングを行うことがルーティンとなっていた。走るのが好きではなかった自分にとってはとにかくベースランニングは嫌であり、しかも疲れた身体でなんで最後に行うのかと、子供ながらに監督のことが嫌になるぐらいだった。しかし走ることは足腰を鍛える基本でもあり、基本を徹底的に教え込む監督の教えは当時はともかく今の私には感謝しかない。キャッチボールにおいても相手の胸に続けて10球投げるまで必ず行い、バント練習においても決まった数を決めるまではバッターボックスから出ることは許されなかった。とにかく“基本に忠実であれ”という教えだ。大人になってからはどうか。日常生活を通して“自分で自分をしつける”という意識があるのは、当時の監督のお陰かも知れない。勿論両親に躾けられたことは言うまでもない。日々をいかに過ごすか?どんな意識で何に配慮し、如何に行うか?それは人生の基本であり根本である。




                                                                 2020,9,21

         

イベントの入場制限緩和

 本日の横浜スタジアムの横浜ー巨人戦では多くの観客がスタンドを埋めていて、発表によれば約13,000が両チームの応援に駆け付けたとのこと。各種イベントの入場制限緩和が4連休とも重なり、行楽地においても観光客が増加し、北海道への航空券は全て完売とニュースでも報道されている。賑わうのは喜ばしいが、やはり新型コロナウイルス感染拡大の不安が付きまとう。当方も年末年始以来、実家には顔を出せていない。高齢の親がいればそうでなくとも体調が気がかりではあるが、万が一自分から感染でもさせたらと思うとまだ出向くわけにはいかない。スマホの画面を通して表情を知ることは出来るが、なんとも切ないものだ。暫くは終息はしないまでも、日々の感染者数は何とか抑え込みたい。第三波に備えて万全の備えを、そして感染予防への更なる意識の向上を図りましょう!



                                                                 2020,9,20

         

体幹の重要性

 体幹トレーニングの甲斐もあり、長年の身体の部分的な凝りも徐々に取れてきたようだ、と少し調子に乗ってリハビリを張り切っていたところ、あばら付近を痛めた。深呼吸をすると筋肉なのか筋膜なのかわからないが痛む。年齢を重ねると、身体のバランスを正常に保つことは容易ではないと実感する。患者様の中には慢性的な肩凝りや片頭痛を抱えている方もお越しになる。「20代の頃から整体治療院に掛かっているが、2,3日するとまた元の状態に戻ってしまう。」という方が本日来院された。当医院は歯科医院であるので口腔内診査は勿論行うのであるが、全身の中の口腔という視点で診察をしなければ、その方の全体像は見えてこない。肩が痛くて雨戸の開閉を出来なかった方が、それを主訴で歯科医院を受診されることは20,30年前では考えられなかった。幼少の頃はちょっとした気にも留めないような姿勢の悪さ、間違った咀嚼の習癖、唇が開いている口呼吸などは、成長発達の早い時点で改善できなければ、当然体幹の歪みに繋がり、身体のフレキシブルさがなくなってくる40代以降に症状を訴えるケースが少なくない。働き盛りにおける体調不良は精神にも影響を及ぼす。見た目の咬み合わせではなく、機能的な咬み合わせの構築が人によっては必要になろう。先ずは自分の状態を知ることが一丁目一番地である。




                                                                 2020,9,19

         

目先に捉われず長い目で見る

 「国民や社会から見て価値を創造する規制改革をやらないといけない」とは河野太郎行革担当大臣の弁。“価値を創造する”という表現を使ったところを評価をしたいが、民間企業においては常に追い求めている理念ではないだろうか。そうでなければ成長・発展は望むべくもなく、目先の利益を求めるようであれば自然に淘汰されるだろうし、現に淘汰されている。仮に政府が多くの規制改革を行ったとしても、その結果が評価されるまでには時間も必要だ。国民が1年や2年で目に見える結果を望むのであれば、それは愚の骨頂であろう。物事には“待つ”ということも同時に必要だ。国が国民に何をしてくれるのかを待つのではなく、国民一人ひとりが国のために国民のために何ができるのかを自分と向き合って考えてみる必要があろう。


                                                                 2020,9,18

         

フラッグストップ

 手を振って電車を停車させるフラッグストップ。日本では考えられない光景がアラスカでは今でも行われている。ツンドラ地帯を通りながらゆっくりとレールを走り、自宅近くに電車が通りかかったら手を大きく振る。気付いた運転手が汽笛を鳴らして合図を送る。ひと昔前の西部劇で見られるようなシーンだ。街中を歩けばコンビニエンスストアを目にする光景が当たり前になった世の中とは隔世の感とでも言うのか。いつの時代においても進化、変革は必要ではあるが、変えてはならない大事なものが人にはある。経済が豊かになっても人々の心が満たされていない今の時代、物質的な満足よりも文化を育てる、感性を働かせる環境が求められてはいないだろうか?


                                                                 2020,9,17

         

日本人の危機管理能力

 新型コロナウイルス感染拡大は終息することなく世界各国で感染者が増え続けている。特にインド、ブラジルでは一日で10万人前後というから制御不能状態と言えよう。日本では一日の感染者数は500人前後に抑えられているという表現が正しいかどうかは別として、自主的な国民のマスク着用や手洗いの徹底がこうした数字になっていることは間違いない。多くの国民は、欧米諸国のような強制的なロックダウンなど行わなくても、日本人が歴史の中で育み、磨いてきた倫理観や道徳、規律を守ろうとする国民性が他国との違いと感じているはずだ。しかし今後は感染の第三波の発生に備え、今までに得た経験値をさらに生かす必要がある。新政権が発足し、スピード感のある行革をすると早速河野大臣は記者会見で述べていたが、いまは国家危機対応が求められている。どこかの国のような町中に監視カメラが設置され、監視社会でないと国の統制が取れないようでは困る。日本人一人ひとりの危機管理能力も試されている。


                                                                 2020,9,16

         

コミュニケーションとデジタル化

 マスク姿にスマホ操作。人間社会はこれからどうなっていくのか?携帯、スマホをはじめとする通信機器は本来コミュニケーションを円滑にするためのものであるが、それらに夢中になるあまり周囲への関心は薄くなり、時には犯罪に利用されたりと、便利さと引き換えに人間社会を蝕む機器になってはいないか?以前のブログに載せたが、人間の心は決してデジタル化にはならない。もし心がデジタルになるのであれば、感性もない、感情もないロボットと何ら変わらない存在にしかならないだろう。社会のデジタル化は必要なことではあるが、人間のコミュニケーションを通信機器に取り替えるべきだという考えは、マルクス・ガブリエルさんが語るように人類にとって悲惨なことになるのではないか。




                                                                 2020,9,15

         

道徳教育

 介護事業サービス会社の社長から、プラスチックグローブのストックが無くなり購入したいのだが、今まで1箱200円だった価格が1,000円になってしまい、どこかで安く購入できないかと相談を受けた。マスクが品薄のときも転売価格が跳ね上がり、世間では困っている人が溢れているのになんてさもしい行為なんだと、日本人として恥ずかしく思ったものだが、そんな人間を作り出している家庭及び学校の道徳教育の在り方を真剣に国民は考えるべきではないか?有史以来、日本人の優れた特性は世界が真似をすることが出来ない“徳”をもった人種だったのではないか?一朝一夕ではどうこうなるものではない。何れは今の子供たちが国を背負う時がやってくる。その時に、日々の生活の中の決断すべき拠り所となるのは“徳”でなければならない。昨年のラグビーワールドカップにおいて世界から称賛されたのは選手だけではなく我々日本人の振る舞いであり、おもてなしの心だった。菅新総理には目先の経済政策だけではなく、中長期にわたる教育改革の骨子をまとめて頂きたい。




                                                                 2020,9,14

         

空港ピアノ

 BS放送の番組“空港ピアノ”をご存知でしょうか?世界各国にある空港のロビーやショップ近くに置いてあるグランドピアノを旅行客や空港で働く関係者が徐にピアノを弾き始めるの様子を固定カメラで撮影している番組です。若い頃はロックバンドの演奏をされていた61歳の男性がショパンの曲を弾いたり、姉妹で旅行にきて帰国便を待っている間に思い出の曲を弾いてみたりと、ちょっとしたエピソードを語って立ち去る実にシンプルな番組だが、見ているこちら側もその場に居るような気にさせてくれる魅力がある。私も子供の頃はピアノを弾いていたのだが、結局あまり好きではなかったのか途中で習うことを辞めてしまった。今では楽譜すらまともに読めない有様だが、子供たちが使っているピアノを先日こっそりと弾いてみたところ、何となく指は鍵盤をそれらしく叩くことが出来た。今は海外旅行もできない情勢だが、次にどこかの国へ行く機会があった時には空港ピアノを弾けるように、今から数十年ぶりに練習をリスタートしようかと真剣に考えている。



                                                                 2020,9,13

         

人は考えたとおりの人間になる

   ある年齢を過ぎて「えっ、お若いですね!」と言われた経験のある御仁は少なくないのではないか。一瞬、若いと言われて嬉しく思う反面、若い人には「若いですね!」とは声を掛けないので、「若いですね!」と言われることは、若くないと言われているようなものだ(笑)。決して捻くれているわけではない。ジェームズ・アレンの著作“人は考えたとおりの人間になる”には私の好きな素敵な文章がある。

 ー清潔な心や考え方は、清潔な習慣を生む。人に聖人と言われている者でも、からだを洗わない者は聖人とはいえない。強く清らかな心を育んだ人間は、病原菌に侵される心配はない。からだを鍛えたいのなら、心を守ることだ。からだを若がえらせたいのなら、心を美しくすることだ。悪意に満ちた考え、羨望、落胆、失望などの心は、すべてからだから健康と美しさを奪うものである。気むずかしい顔は、偶然そういう表情になったのではなく、気むずかしいものの考え方をし続けたからである。顔に刻まれたシワは、心の中のおろかな考え、不要な激情や自負が作り上げたものである。-

 そういえば、同窓会で会った仲間には当時と変わらない表情で話しかけてきた級友がいた。そんな友は20数年前も輝いてたのを思い出す。彼女に私はどのように映ったのか聞いてみたいものだ。



                                                                 2020,9,12

         

チェックアップと行動変容

   「10年ぐらい歯科には掛かっていないので心配です。妻に勧められて来ました。」今日の新患の第一声である。年齢は30代後半。当医院における通常の基本検査を行い、現状について、ここまでに至った推測される原因、及び今後必要と思われる治療についてプレゼンをさせて頂いた。「ここまで詳しく自分の口の中を知ることは今までなかったです。ショックではありますが、妻に言われて受診して良かったです!」。当医院としてはなにも治療は行っていないにも拘わらずある程度満足して頂けたのではなかと安堵の気持ちと、今後の患者さんの意識改革、行動変容に期待したい。歯科医院は患者さんの口腔ケア、口腔への意識を高める場であることは言ううまでもない。暫く歯科のチェックアップから遠ざかっちる方は、そろそろご自身の口腔内の現状を見てみてはどうでしょうか?



                                                                 2020,9,11

         

機能的歯列矯正治療

   我々は日々同じような仕事をしているが、決して同じではない。歯科医院を訪れる患者さんの多くは口腔内にトラブルが生じて来院されるが、むし歯一つとっても決して同じではない。原因も様々である。今日の患者さんの一言は非常に印象深い。「先生、今治療中の左下の奥歯ですけど、数日前に顎を動かして咬んだ時に歯が欠けた感じがしたのですが大丈夫でしょうか?」というもの。臨床医としての“勘”を働かす場面だ。歯をよくよく観察することで、歯が悪くなる原因を推測することは出来るが、チェアサイドで顎の様々な動きを再現させて頂いても、睡眠時の歯ぎしりを100%再現することは出来ない。しかし、歯が欠けるような上下の歯を咬み合わせる箇所が必ずあるはずであり、それが不正咬合による歯列の乱れ、咬み合わせの不均衡であるならば、根本的には咬み合わせの治療(矯正治療を含む)が必要となろう。歯列矯正治療は機能改善のために行うものであり、決して見栄えをよくするための治療ではありません。機能が改善すれば、当たり前ですが口元はより美しくなり、姿勢も含めた体幹にも影響は及びます。



                                                                 2020,9,10

         

原辰徳監督

   小学生4年生から少年野球チームに参加し、日曜日になると地区の26チームとの試合に全力投球をしていた少年小僧にとって、当時はプロ野球選手になるのが夢だった。巨人ファンの私にとって王貞治選手は勿論、史上最強の5番打者と言われた柳田選手は憧れの選手で、背番号「36」を自分の背番号に選んだものだ。中学校は新設で先輩もいない野球部ではあったがメンバーに恵まれ3年生を相手に負けることもない強いチームで、このまま全員が同じ高校に進学したら甲子園も夢ではないと夢見たものだ。当時新人選手として巨人軍に入団した原辰徳選手が、今日の試合に勝って監督として球団最高勝利数に並んだとのこと。私もそれだけ歳を重ねたということになるのだが、硬式野球ボールを握ると幾つになってもユニフォーム姿で仲間と練習をしたことを思い出す。原監督の東海大相模時代からを知る者にとって、指揮官となって益々人間の器を大きくしていく姿は単なる憧れではなく手本である。



                                                                 2020,9,9

         

自分の歯で一生過ごすためには

   初診でお越しになられた患者さんの主訴は「一生自分の歯で過ごしたいので、これ以上むし歯で治療を繰り返したくない」とのこと。さらに、「今まで数か所むし歯の治療を受けて銀歯を入れているのだが、本当に歯を削る必要があったのか?」と歯科治療そのものに不信感が募っているように見受けられた。このような場合、先ずはなぜむし歯になるのか?どのようなむし歯ならば削る必要があるのか?といった基本的なことを理解して頂くことが必要である。そのためにはチェサイド(診療台)における説明だけでは素人である患者さんはしっかりと理解できないのではないか?ならば場所を変えて納得いくまでプレゼンをさせて頂き、理解を深めることが治療よりも優先されるべきである。特別なことではなく、極めて当たり前のことである。但し、患者さんの中には、「そのような詳しい説明は要らないから早く治療をして欲しい」という方も以前はいらっしゃった。そのような方は、歯が悪くなったら治療を受けに歯科医院にいくタイプであり、それでは一向に口腔内は良くならない。歯医者の役目は歯を削ることではなく、削らない環境を整えることであり、患者さんの理解という協力がなければ良好な結果は得られない。


                                                                 2020,9,8

         

気概のある政治家

   自民党総裁選が3人の候補者で競われているが、どの候補者も日本の教育の在り方については全く語ることもなく、マスコミも候補者の失言を取るような質問に終始しているように思えてしまうのは私だけか?自民党の総裁=総理大臣になるわけだから、国の長期的目標、あるべき姿を語り、更には短期、中期の国家目標を語るぐらいのことがなぜできないのか?新型コロナウイルス感染拡大に関する対応は、どの候補者も似たり寄ったりで、いままで同様取り組むべきことであるから今更聞くまでもあるまい。道徳、倫理観を持ち、国を本当に良くするという気概を持った政治家がなぜ出てこない。日本は決して安全・安泰の国ではない。ただ、多くの国民は日本は安全だと思い込んでいるに過ぎない。



                                                                 2020,9,7

         

日本の危機が今そこに!

   マスクの転売が解禁になったと以前報道されたが、皆さんはどう思われますか?聞こえは悪いが、転売=金稼ぎ?のように思えてしまうのだが、転売解禁による世間へのメリットがあるのでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大初期の頃、当医院でも普段使用しているLevel3マスクの購入が出来なくなり、ネット販売で高値の商品を仕入れたことがあった。人が困っているときに小金を稼ごうとしている輩の精神性がここまで貧しいかと憤慨したものだ。台風10号の接近によって養生テープが品薄になっている折、ネット上では値が釣り上げられているとの報道もある。浅ましい大人を今更教育もできまい。10年、20年、30年かけて国の根幹を担う人材を今の子供達の教育から見直し、精神性の高い道徳教育を徹底するより方法はないのではないか。人の成長はデジタルではない。いつの時代も身体と精神の発達はアナログでしかない。それを分かっていない大人たちが今の日本を背負っているところに日本の危機があるように思う。



                                                                 2020,9,6

         

健康維持のために!

   新型コロナウイルス感染拡大によって仕事がテレワークになった患者さんは多い。そんな中、身体つきが一回り大きくなった?と思われる方もちらほら見受けられる。「8キロも増えちゃいました~!」という方もいらっしゃれば、「腹が出てきたよ先生!ヤバいよ!」なんて方も。治療に入る前の会話が盛り上がるのは当医院では当たり前の光景なのだが、「先生はいつも身体が引き締まっていますね。何かされているのですか?」と聞かれることは少なくない。適度なランニングを継続していることで、ベスト体重と体脂肪率はそれなりにキープはしている。健康にかかわる仕事に携わっている以上、不健康な身体では示しがつくまい。目方が増えた皆様方、先ずはランニングシューズを購入するところから始めてみませんか!継続は健康なり!

                                                                 2020,9,5

         

子育て

   子育てにおいて正解はないのかも知れないが、子供のご機嫌ばかりとる親御さんの態度には辟易してしまう。案の定子供の態度を見ていると、待合室の親子の会話でも我が儘であり、診療室でも挨拶一つまともにでいない。私もまだ子育ての最中であるので偉そうなことは言えないのだが、親の生き方の姿勢が子供に反映されていると言うのは言い過ぎだろうか?子供には罪はないのだが、このまま成人を迎えた時にはどのような人になっているのかと心配というよりも不安が募ってしまう。子供の躾けは親が行うものであり、学校や塾が代われるものではない。親が子供にもっと向き合う時間と姿勢が必要なのではないか。当医院では挨拶もできない子供は、注意したうえで帰らせることもある。なぜなら、挨拶は人としての基本であり、基本が出来ていなければ、その先に積み重ねるものがないからだ。そういえば以前、ガムを噛みながら診療室に入ってきた高校生がいた。咬み合わせの相談をしたいということであったが、呆れたことに問診の最中にもクチャクチャガムを噛んでいたので、伝えるべきことをお話しして帰って頂いたことがある。子供がそんな態度をとって診療室に入ってきたことを母親は知らないのかもしれないが、支払った初診料を返して欲しいと電話が鳴った。呆れた親子には手を付けられない。

                                                                 2020,9,4

         

歯科治療における後悔

   当医院にお越しになられる患者さんには必ずお伝えすることですが、歯を治療することで歯が良くなることはありません。先ずは、歯が良くなるという定義は何か?歯が元の状態になるという意味では治療を行っても元には戻らない。であれば、治療として考えるべきことは、治療をすることで歯の延命を図ることができるかどうか?ではないか。極めて当たり前のことなのだが、どうもその点を歯科医療従事者も患者サイドも理解できていないのではないかと思われることがある。むし歯だから直ぐに削って治療をする、なんてことは今の時代どこの歯科医院でもしていないことを祈りたい。治療が必要であれば現状を知り、なぜそのような状況になったかも理解できるように歯科医もしくは歯科衛生士から説明を受け、疑問があれば納得できるまで質問を行い、治療の内容についてしっかりと理解をしたうえで、しかるべき治療を受けることが後悔しない近道ではないか。

                                                                 2020,9,3

         

無限の可能性

   15年使い続けている電子レンジが壊れたので買い替えのため量販店に足を運んだ。値段もさることながら付属機能もピンからキリまである。日頃使用する機会が多いのは家内であるから、何を優先して購入するかは彼女に任せるにしても、各メーカーの特徴の違いは売り場のパンフレットに目を通してみても正直よく分からない。候補を二つに絞り込んだところで店員に説明を請うたところ、S社は揚げ物に、P社は解凍の仕方にそれぞれフォーカスを当てて製品化されているとのこと。多機能であっても普段使うモードはある程度決まっているのだから、使いやすければ当方としてはどちらでもよい。多機能・・・?ノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は“人間は脳の3%の細胞しか使っていない”と仰っていたそうだ。平凡な日常を過ごしていくには特別な機能は必要ではないが、たまには脳を活性化させて、眠っている自分の気付いていない潜在能力を引き出してみようではないか!幾つになっても無限の可能性があると信じたい。


                                                                 2020,9,2

         

睡眠不足

   異常な暑さが続いていただけに、朝の気温が30℃でも幾分涼しく感じる。今朝は天気予報のキャスターも23,8度で幾分秋めいた朝を迎えていますとのご挨拶。今日から長月。今年は新型コロナウイルス感染症によって社会が混乱し、今までの当たり前の日常生活を送れなくなっているうえに異常気象による各地の被害も重なり、例年とは違う一年となってしまっている。大人でも精神的、体力的に疲労が蓄積されてきているというのに、子供達の健康は果たしてどうなのか?当医院の子供達の中には、新型コロナウイルスへの感染が怖くて学校に行きたくない、一日中手洗いをしているという子もいる。不安は尽きないが、子供達の睡眠障害が問題になりつつある。慢性的な睡眠不足は免疫力の低下にもつながり生活習慣病の罹患リスクを高める。質の良い睡眠をとり、心身の健康を取り戻す秋の夜長にして頂きたい。

  


                                                                 2020,9,1

         

一期一会

   半年前までは「オンライン会議」を行っている職場は極めて限定的であったと思われるが、今ではオンライン会議どころか「オンライン飲み会」「テレワーク」「リモート」なる言葉が定着してしまった感がある。IT技術革新の賜といえるのだろうが、Face to Faceのコミュニケーションを完全に凌駕するものにはならないのではないか。なぜならその場の雰囲気を察したり、微妙なニュアンスの違いなどを正確に把握する場面などでは不慣れなせいかしっくりとしない。都市部への一極集中を避けるため、また地方創生の旗印のもと企業の首都圏からの転出も一部では始まっているようではあるが、“With コロナ”や“新しい生活様式”などと称しているところに何となくしっくりとこない違和感を覚えている国民は多いのではないでしょうか。「目は口ほどにものを言う」という諺は、出会いの中でのみ通用する表現です。こういう時期だからこそ、人との出会いの尊さを改めて考える機会にしたい。

  


                                                                 2020,8,31

         

医者の不養生

   仕事柄なのか、最近は背中の張りを感じることが多くなった。歯医者だからと言って決して理想的な歯並び、咬み合わせをしているとは限らないが、私もその一人である。卒後最初に勤務した職場の院長先生が、咬み合わせと全身との関係について長年研究されている第一人者であったこともあり、初診の問診時には患者さんの姿勢から中顔面の張り出し、口唇の癖などを診る習慣が身についている。先日も明らかに首や肩が凝っていことを疑わせる咬み合わせの方が来院された。咬み合わせと姿勢のバランスが乱れたとしても若い頃には身体の柔軟性もあり、それほど不調を訴えることも多くはないかもしれない。問題は、症状が出る前にできる予防的なトレーニングを取り入れる必要性を症状もない目の前の患者さんに理解して頂くことだ。世の中には絶対というものはないが、仮説も含めたストーリーが立てられるかどうかではないか?咬み合わせの治療を行っている張本人が、ちょっとした咬み合わせの狂いで身体の張りを覚えているようでは、医者の不養生と言われても仕方がないか?


  


                                                                 2020,8,30

         

働き方改革

   優れた企業経営とはどういう形態を言うのか?と問われたら、世の経営者の方々は何とお答えになるのだろうか?歯科医院を経営する私ならば、「スタッフと契約や金銭面だけで繋がっている関係ではなく、心と心が繋がる関係を大切にすることによって、職場が活気で満ち溢れている、その結果業績が伸び続けること」と迷わず言わせていただく。働く職場の規模に関わらず、多くの組織はまず仕組みを作り、ルールを作って人を動かそうとしているように思える。人に何か指示されて動くのは気分としてはいいものではない。本来人は働かされたくはなく、むしろ働きたいと考えているのであって、決められたことだけをすることに働き甲斐は感じない。当医院にも歯科衛生士の見学者はお越しになるが、何のために働いているのかご自身で分かっていない方が多いように見受けられる。経営者の共通の悩みなのか?どのような職場であっても、働く人の役割は組織のトップが決めるが、その役割をその人がどう働くかは決めない。なぜなら、個々人のもつ特性は違うのであり、優れた潜在能力を思う存分発揮して頂きたいからだ。

  


                                                                 2020,8,29

         

子供の褒め方

   当医院に咬み合わせのトレーニングでお越しになる親子と接していると、診療室での親子の会話で普段どのような親子関係なのかを垣間見ることがある。ちょっとしたことで子供を怒り始める親がいる一方で、地道にトレーニングをこなしていること褒める親もいる。どちらが子供の笑顔を引き出すかは言うまでもない。育児の悩みを長年研究しているスタンフォード大学の心理学の教授Carol  S. Dweckの書籍には、子供の褒め方のコツが紹介されている。詳しくお知りになりたい方は原著Mindsetをお読みいただきたいが、一例を紹介させていただくと、ある難しい課題を2つのグループに分けた子供たちにやらせたところ、ほとんどの生徒がまずまずの成績を修めた。終わった後で、ほめ言葉をかけたということだが、一つのグループにはその子達の能力をほめた。「まあ、8問正解よ。よく出来たわ。頭がいいのね。」といった具合。もう一方のグループでは、その子達の努力をほめた。「まあ、8問正解よ。よく出来たわ。頑張ったのね」といった具合。実験はさらに続くのだが、頭の良さを褒めるのではなく、子供が努力したことを褒めると、子供は努力することに喜びを感じるようになるとのことだ。子育てをしているようで、実は親が人として育てられているようだ。

  


                                                                 2020,8,28

         

人生のマネジメント

   1日24時間は誰もが平等に与えられているにもかかわらず、その時間の過ごし方によって人生は様々な結果を辿る。ある程度の年齢に達した方であれば、人によっては後悔する部分もあるかも知れないし、そうではなく信念をもって生きてきて良かったと更にエンジン全開で突き進んでいく現在進行形の人生を送られている方もいらっしゃることでしょう。臨床医と同時に歯科医院の経営者でもある私は、勤務医時代からあるべき歯科医療を追求してきたつもりだ。そこに歯科保険医療制度が良い悪いは存在せず、あくまで口腔の健康維持、歯の予後をよくするためには何がベストな方法なのかを考えてきた。考えというものは、何かしらの目的と結びつかない限り、時間はかかるかも知れないが実のある成果をあげられないものだ。人生において目的がないことは、目的地もなく大海を彷徨う船のようなものだ。遅すぎるということはない。目的や目標を心の中に描き、その成就、達成に向けて愚直に努力すべきである。

  


                                                                 2020,8,27

         

秋刀魚を食して・・てん

   秋の味覚“秋刀魚”の水揚げ量が激減していると数年前から報道されているが、今年は更に獲れないとのこと。毎年気仙沼から運ばれてくる“目黒のサンマ祭り”はこのコロナ禍でもあり開催はされないのだろうか。子供が小さい頃には「目黒のサンマ」を読んでは秋刀魚を美味しく食べていたのを思い出す。スーパーで2匹300円とお手頃価格で売っていたので、去年の冷凍物とは分かっていたが買ってみた。やはり美味い!酢橘と大根おろしで頂く秋刀魚は格別だ。秋田名物ハタハタも数年前には記録的な不漁となり、その後の漁業組合の禁漁期間の取り決めなどで昨今では徐々に回復してきているとのこと。地球温暖化の影響なのか、資源の乱獲なのか?何れにしても人間として節度ある行動が求められる。



                                                                 2020,8,26

         

様々な人生との出逢い

   本を読む人は1000人の生き方を知ることができるが、そうでない人は1人の生き方しかできない」とは誰の言葉だったか?読書の素晴らしさは気が付くと別の時代を生きた人や他の国を生きた人の人生も追体験できることだと、読書家の諸氏にはお分かりだろう。患者さんとは診療中にいろいろな話題で話がよく盛り上がり、治療時間に余裕がなくなるなんてことも当医院ではよくあることだが、殊更最近読んだお勧めの本などの話になると、当方もそうなのだが患者さんは診療台で横になった姿勢で延々と語り続ける方も中にはいらっしゃる。勿論お互い波長が合わなければそのような機会にも恵まれないのだが、幸い当医院に通院されている皆様は個性的でもあり人生経験豊富な方、外国生活が長い方、夢に向かった邁進されている方など、様々な生き方をされている一端を覗かせて頂いている。お陰様で日々の診療は緊張感の中にも充実感に満たされている。それぞれが自分が正しいと信じた道を進んでいる姿は美しい。



                                                                 2020,8,25

         

若い後期高齢者

   年齢より若く見える?老けて見える?は容姿で判断しているのか、それともその人のバイタリティーの度合いで測っているのか?元気溌剌としているのは何も若者だけではない。若くても覇気のない人間は世の中に多く見られる一方で、60歳の還暦や70歳の古希、そして77歳の喜寿を過ぎても若々しい方も最近は多い。今日も84歳の紳士というのが相応しい方が定期検診にお越しになられた。“いやー、コロナには参っちゃうよな!だって年寄りは感染すると重症化するから遠出はするなって周りが煩いんだよ~!” とても80歳を超えた後期高齢者とは思えないが、後期高齢者のイメージを勝手に創っていたこちらの姿勢を唯々反省するばかりだ。電車を乗り継いで1時間ぐらいは掛かるにも拘わらず、またこの猛暑をまったく苦にすることもなく診療室への階段を上ってくる姿は、勤務医時代に初めてお会いした22年前と何ら変わらない。



                                                                 2020,8,24

         

非常用セットの用意

   携帯の気象警報に雷雨警報レベル3との表示。10分後ぐらいから雷音と稲妻が走った。いつ以来だろうか、空を割くような雷音が凄い。間違いなく近くに雷が落ちたであろう地響きまで伝わってきた。強烈なシャワーで家屋や車の汚れが洗い流されそうだと言っている場合はまだいいかもしれないが、この天候が何時間も続けば線状降水帯が停滞して被害がでるのと同様な状況になりかねない。災害への日頃からの備えと口で言うのは簡単だが、突如として牙をむく自然の力には無力を感じる。東日本大震災の後に用意した避難セットを久しぶりに確認したが、賞味期限切れの缶詰め、飲用水がそのままになっていた。意識と行動を共に難なく出来るような人にいつになったらできるようになるのだろうか.



                                                                 2020,8,23

         

小さな思いやり

  人に道を譲って嫌な思いをされた経験のある方はまずいらっしゃらないのではないか。誰に教わったわけでもなく、自然と先方のことを考える習慣が身に付いていれば身体が反応するだけのことである。そのちょっとしたことで、一日が幸せな気分で過ごせたりすることもあろう。電車の優先席はいつ頃設けられたのか忘れてしまったが、どうも優先席の存在を勘違いしている輩に遭遇した。松葉杖を突いた男性が乗車してきたところ、シートに座っている学生らしき若者たちから聞こえてきた会話は“ここは優先席ではないからどかなくても大丈夫だよ”。幸いにしてその仲間の一人が席を譲っていたが、どうしたらそこまで非常識な人間になれるのか理解できない。お互いの小さな思いやりの積み重ねが温かいコミュニティを作っていく。家庭教育、学校教育、社会教育、教育とは思いやりを育むこと以外にない。         


                                                                 2020,8,22

         

歯科治療は“密”

   猛暑が続く中、今日も予約患者の皆様はキャンセルなくお越しになられた。隣の駅からとはいえ83歳のご婦人には“無理をなさらないでくださいね”とお会いした途端に言葉がでた。患者さん曰く、“だってキャンセルした次の予約が取りにくいでしょ!”。申し訳ない限りである。こちらもドクター一人で診療しているので、一日及び一ヶ月で診察、治療できる枠には限界があるのが正直なところである。若い先生を採用して育てることも考えてはいるが、ある患者さんからは“先生が増えても私は金澤先生が診てよ!”と言われる。歯科治療は極めて細かい処置の連続であり、こちらのちょっとした指の動きすら患者さんは敏感に感じとる繊細さを求められる。言ってみれば極めて“密”な医療である。ただより大事なのは、歯医者は歯を診ているのではなく、人を診ているという基本姿勢だろう!

                                     2020,8,21

         

酷暑とコロナ禍

   診療室の窓を喚起のために一斉に開けると熱風が入り込んでくる。異常な暑さなんてものではない。予想最高気温よりも間違いなく体感温度は高く、体温より高い気温は命の危険を感じる。私が幼少の頃は窓を開けて風鈴の音を聞きながら昼寝をして過ごした記憶もあるが、今では風鈴そのものを目にすることもなく、冷房がなければ息苦しさを感じる日々である。熱中症という言葉も昔は聞かなかったと思うのは私の思い違いか?夏の注意報では日射病や光化学スモッグ注意報を耳にした記憶があるが、何れにしても年々酷くなる異常気象に社会も人間も追いついていけなくなるぐらいだ。これから毎年この様な異常な夏が続くのかと思うと、どこまで暑さ対策をすればよいのか?ゴールが見通せないのは新型コロナウイルスと同じか。

                                     2020,8,20

         

車検とメンテナンス

  車を車検整備に預けたが、状態を良く維持管理するには結構費用は掛かるものだと車検時にはいつも思う。車の場合は部品交換をすれば新しくなるが、我々の身体は同じようにはいかない。肩が痛いから交換するか?とはいかないのである。健康維持のために体幹トレーニングを日常生活に取り入れている方も最近は多いかもしれないが、正しいトレーニングは意外と難しい。書店のトレーニング本を扱っている書棚には選択に迷うほどの数の本が並んでいる。これだけ実践できれば医者要らずかと思わされた御仁もおられるのではないか?そして歯の場合はであるが‥‥。とことん悪くなってからでは歯を抜くことしかできない。抜歯後は治療としては義歯を含めた選択をすることになるのだが、決して元の良い状態と同じになるわけではない。先ずはご自身の口腔内の状態確認を車検同様に行ってみては如何でしょうか!

                                     2020,8,19

         

世界は運命共同体

  日本船籍の大型貨物船がインド洋の島国モーリシャス沖で座礁して船体から1000トン以上の原油が流出し、半分は回収できたとの報道はあるが、果たして本当なのか?サンゴ礁も広がる海域で発生した人為的事故の責任を誰がとろうと元の状態には戻るまい。あくまで報道ネタではあるが、本来の航路からは大きく旋回して陸に近づいているとのこと。その理由がWi-Fiを繋げたかったから。これが本当であるならば、ネット社会の功罪なのか?世界はもはや運命共同体である。遠い国の出来事ではなく、家の庭で起きた出来事と捉え関心を持ち続けなければならない。地球が破滅の方向へ向かわないように!

                                     2020,8,18

         

天然の幸せ

  信州まで足を運ぶことはできないので、比較的近場の大山に出掛けてみた。この猛暑の中、涼を求めて多くの観光客と登山客がケーブルカーの駅に集まっていたが、意を決して歩いて登ることにした。さすがに湿気と暑さに身体は辛く、段差違いの自然の階段に脚は棒のようになった。その分湧き出ている大山の天然水が美味しく感じられ、下界とは違う世界にリモートでは味わえない一時の幸福感を覚えた。人間はやはり五感を働かさなければ・・・。下山はケーブルカーを使用したが、周囲のマスク姿にリュックからマスクを取り出す自分がいた。


                                     2020,8,17

         

国の再生

  この時期のトレッキングは山の緑と青空に恵まれると最高の爽快感に包まれる。白馬の稜線を家族で何度も歩いたが、今年はコロナの影響であの別天地には行けない。ヤマリンドウやニッコウキスゲ(この時期は遅いかもしれないが)も途中で迎えてくれる。小学校の国語の教科書に載っていた白馬の雪渓も年々縮小しているように見えるのは気のせいか?本場スイスアルプスのアレッチ氷河も学生の頃に見た迫力は幾分なくなっている。今年の夏はいつも以上に猛暑、酷暑だ!地球温暖化、新型コロナウイルス感染拡大、無能な世界のリーダー。平穏な日々を取り戻すには時間が掛かる。5年、10年先を見据えた教育、個々人の人間力のアップを愚直に行うしか国の再生はないだろう!


                                     2020,8,16

         

命に勝るものはない

   “ガラスのうさぎ”“黒い雨”などは小学生の夏休みの推薦図書でもあったので読んだ記憶がある。学生時代にバックパッカーでヨーロッパを旅した際に、ミュンヘン郊外にあるDachau収容所を訪れたことがあるが、そこに立つだけで戦争の悲惨さ、無慈悲さを感じたものだ。博物館内に展示されている当時の写真などは目を背けたくなるものもあり、同じ人間がそこまで残忍になれるものかと来館者は皆思っていたことだろう。「戦争は二度としてはいけない」と子供のころから当たり前に耳にしてきたが、昨今の世界情勢及び我が国を取り巻く環境は緊迫の度を増してきている。田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」には、“人間の社会には思想の潮流が二つある。命以上の価値が存在する、という説と、命に勝るものはない、という説と。人は戦いを始めるときには前者を口実にし、戦いをやめるときには後者を理由にする。それを何百年、何千年も続けてきた・・・この先、何千年もそうなんだろうか”とある。世界各国の首脳たちにこの件を読ませたい。


                                     2020,8,15

         

地球人の良識

   九州各地で豪雨被害に見舞われたが、最近ではその後について報道されることもなくなり、被害地区外の国民の関心は薄れつつあるのではないか?家屋のなかまで泥水が流れ込んだ家では盆休みも返上で復旧作業が行われているだろうし、家屋を失った被災者の苦悩を思うと、安息が罪悪にすら感じてしまう。被害は九州エリアだけではなく全国規模で起きているのがここ数年の傾向であり、“数十年に一度の豪雨”という表現も毎年耳にしている。異常気象にこのコロナ禍では、いつになったら今までの平穏な日常が戻ってくるのだろうか?また、国境を越えて協力し合うべき緊急事態にも拘わらず、大国の覇権争いをしているようでは、この地球そのものが消滅してしまうことも現実味を帯びてくる。今この危機を乗り越えるためには国内外を問わず、地球人の良識ある考え方、行動が求められている。

                                     2020,8,14

         

盆の入り

   今日は盆の入り。慰霊行事などを通して、先祖から子や孫までの時間軸を辿りながら家族のつながりを確かめ合う時だ。子供の頃実家では玄関先で火を焚いてご先祖様を迎えることが私の役目だった。しかし今年はコロナ禍で実家に帰省することもままならない。オンライン帰省を行ってみたところ、祖父母にとっては物珍しさも手伝って孫との対面に笑顔で会話も弾んだ。これが新しい生活様式なのか?オンラインではお線香はあげられない。お線香に火をつけると立ち上る煙があの世とこの世をつなぐ橋渡しになるともいわれている。お盆の過ごし方も様々であろうが、年に一度ぐらいは身内が集ってご先祖様に手を合わせたい。

                                     2020,8,13

         

思考の整理学

   外山滋比古さんが亡くなられた。学生の頃本屋で立ち読みをして無性に一気読みをしたくなり、神田の喫茶店“さぼーる”で「思考の整理学」を読んだことが懐かしい。久しぶりに再読してみた。大学入学で躓き親に迷惑を掛けながら浪人生活を送っていた頃、自分の考え方と違う人の意見を聞くと、自信を失っていた自分に更に自信を持てなくなり、精神的にタフになれなかった。“先生と教科書に引っ張られて勉強する。自主学習という言葉こそあるけれども、独力で知識を得るのではない。いわばグライダーのようなものだ。自力では飛び上がることができない。“。外山さんのこの文面に心が揺さぶられた。96歳になっても知的好奇心を失わなかった生き方は素敵である。ご冥福をお祈りいたします。


                                     2020,8,12

         

求められるリーダーシップ

   今日も異常に蒸し暑い一日だった。東京では体感温度が43度を超えていたとの報道もあるぐらい危険な暑さである。天気予報によると明日はさらに暑くなるとのこと。新型コロナウイルス感染拡大、線状降水帯による川の決壊、そして猛暑ときたら、本当に逃げ場がない。20~30年前では考えられなかった異常気象が年々度を増してきている。そしてこの夏は、冬の季語にも使われる“マスク”の着用が欠かせない緊急事態である。航海では船長の判断、家庭では一家の主が方向性を決めなければ一家はまとまらない。同様に国家の緊急事態に対しては、トップの説得力のあるリーダーシップが求められる。平時であれば適切な表現ではないかも知れないが、どなたが総理大臣であってもことは済む。東日本大震災による原発の放射能漏れ、現況の新型コロナウイルス感染拡大の緊急事態に対応するには、もはや言葉遊びをしているような政治家では国を正しい方向に導くことはできまい。「幅広く募ったが、募集はしていない」と平然と言ってのけるような総理では、誰からも信を得ることは難しいだろう。

                                     2020,8,10

         

戦後75年

   戦後75年も経つと、戦争の記憶というよりも歴史上の出来事として記憶している感覚の方がほとんどである。今更言うまでもないが8月9日は長崎に原爆が投下された日である。毎年夏の甲子園で行われている全国高校野球大会において正午のサイレンに合わせて黙とうが行われるのが例年の行事であり、日本が敗戦国だったことを認識させられる瞬間でもある。昨今の日本を取り巻く環境は平和なのだろうか?北方領土問題、尖閣諸島問題、北朝鮮拉致問題などどれを取り上げても未解決であり、結果的には先送りが政治の常套手段となっている。自国のことは自国民で解決するという当たり前のことがなぜできないのか?国会議員の存在意義は国益を守ることであり、それ以外にない。ある記者が河野防衛大臣に「中国や韓国の了解は得ているのですか?」という質問に対して「自国を守ることに関してなぜ他国の、韓国の了解を得る必要があるのですか!」と気色ばんで答えていた姿には国会議員としてのあるべき姿を久しぶりに見た思いだ。記者の質問にも呆れるが、そんな記者の質問に違和感を覚えた日本人は果たしてどれくらい存在したのか?他国に攻め入られてから気付いたのではもう遅い。人の祈りに背き、不条理を生み出すのも人である。日本という平和な国を守っていくために一番必要なことは何か?老若男女問わず真剣に国のことを考える時間が必要だ。

                                     2020,8,9

         

一生のうち逢うべき人

   「人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢う。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎないときに!」これは教育者・森信三先生の言葉であり、私は10年ほど前に初めて耳にした。人は何かを求めて生きている、何かに向かって生きているのであって、常に考えている動物である。しかし、考え過ぎてしまうと動物として感じる“感性”が鈍ってしまい、うまく事が運ばなくなると失敗のスパイラルに入ってしまい、更に過去を引きずったり一歩先に踏み出せなくなり、失敗してしまうのではないか。“Don't think. So feel!”私にも臨床家としてのメンター・師匠が存在し、素敵な生き方をされている尊敬できる人生の先輩方がいる。諸先輩方はこのコロナ禍をどう過ごされているのだろうか?おそらく将来の不安と向き合うのではなく、「今できることに集中する」という発想の切り替えをされているのだろう。私が逢うべき人は師匠だけではなく、目の前の患者さんでもある。

                                     2020,8,7

         

生活習慣病と気付き

   生活習慣病と診断を受けた方がその後どのようにして身体の健康を取り戻すのか。処方された薬の服用によって検査項目で指摘された異常値を正常範囲まで戻すのか、それこそ生活習慣を改善させて時間が掛かっても元の身体を取り戻す努力をするのか。何れにしても本人の自覚と改善への本気度がカギとなろう。歯科疾患の多くは生活習慣が原因であり、咬み合わせにおいても舌を含めた口腔周囲筋の習癖によって顎顔面骨格が本来の成長方向に発育しなかったために顎に歯列が並ばない状況を作り出している。身体の成長発育途上である子供であれば、口呼吸を鼻呼吸に改善させ、正しい嚥下様式を身につけることで顔面骨格の正しい発育が期待できる。辛い症状が出てから医療機関で治療を受けるのは下流医療うである。上流が濁れば下流は濁るのと同様に、不健康になる要素があるのであれば生活習慣から見直す勇気が必要であり、それを気付かせることが医療機関の一つの役目であろう。

                                     2020,8,6

         

“Japan style 日本の流儀”

   明日で広島に原爆が投下されてから75年が経つ。核廃絶と訴え続けて75年が経つことも意味する。75年掛けて変わらないものが今後劇的に世界が核廃絶に向かうのだろうか?もちろん世の中から核兵器が無くなることを望み、祈っている。新型コロナウイルス感染拡大だけではなく、世界情勢は不穏な状況になってはいないか?他国との連携を保ちながら・・・。他国との関係を重要視するあまり、日本の国の在り方の根本、軸がなくなってはいませんか?と問いかけたい。日本には素晴らしい日本の風土・文化があり、優劣をつける必要はないがどこの国にも勝ることはあっても劣らない自分のことよりも周りのことを優先する考え方がDNAとして刻み込まれているはずだ。“和を以て貴しとなす”。軍事力・経済力で覇権を争うようなレールには乗らず、日本独自の世界貢献を“Japan style 日本の流儀”で世界に示していけないものか!安倍さん、頼みますよ!

                                     2020,8,5

         

“成功とは目的に向かい努力すること”

   本来であれば今頃東京オリンピックが開催され、主催国である日本のメダルラッシュに沸いていたのかもしれない。しかし新型コロナウイルス感染拡大によって日常生活は一変し、オリンピックの話題をすることすら憚られる雰囲気さえ漂う。世論調査でも来年の東京オリンピック開催は無理ではないかと否定的な意見の割合が増えてきている。代表に選ばれた選手も競技力、モチベーションのピークを今後一年持続させるのは容易ではない。人生において目標は必要であろう。何事においても地道な努力がなければ結果はついてこない。どなたかの格言だったと記憶しているが、“成功とは目的に向かい努力すること”。開催すら不透明な目標に向かって努力を続けているアスリート同様に、出口の見えない新型コロナウイルス感染拡大による社会生活・日常生活の逆境を何とか弱音を吐かずに乗り切るしかない。

                                     2020,8,4

         

運動の習慣化

   当医院にトレーニングで通う多くの友達にとって短い夏休みが始まった。期間が2週間~3週間程度と学校によって若干の違いはあるが、このご時世柄、夏休みといってもプールも休園、行楽地も人の移動自粛で遠出もままならない。“畳上水練”では泳げるようにはならない。何事も頭で考えるだけではなく、身体を使って身に付けるのが本来の姿であろう。しかし今の子供たちはとにかく外遊びをしない。当医院の子供たちは習い事に忙しいようで、週6で塾などに通っている子も少なくない。体力は何処で向上させているのか?まさか学校の体育の時間以外身体を動かさない?なんてことはないだろうか?集中力アップの意味でも常日頃から体力向上に努め、血中の二酸化炭素濃度を高めることで酸化ヘモゴロビンの身体の各組織・細胞への酸素供給を高めるようにして頂きたい。短い夏休みだからこそ、ちょっとした運動の習慣化への取り組みにチャレンジしてみたらどうだろうか!

                                     2020,8,3

         

マッサージ・不定愁訴

   スポーツトレーナー・鍼灸師の治療によって身体の張り、凝りがなくなり、健康体を取り戻せたと実感するが、数日経つと調子が悪くなることを経験されている方は多いのではないでしょうか?私も同様の経験はあるのだが、現代医学ではなかなか治癒しない慢性病(病名は付かない不定愁訴)は今も昔も多くあるのではないか?歯科の仕事に25年以上携わってくると、咬み合わせと全身症状との間には、何らかの有機的な因果関係が潜んでいることを認識する。人は身体の成長発育において、産まれて直ぐに母親の乳首を舌で口蓋(上顎)に押さえつけることで母乳を飲み始めるのだが、それによって口蓋の骨及び舌を含めた口腔周囲筋の発育のスイッチが入り成長していく。しかし、そのスタートから成長プログラムが狂い始めると、人によってはある成長のステージにおいて不定愁訴を抱えるようになるのだろう。明治時代の平均寿命は約50年であったが、約80歳を超える現代においては50歳以降に不定愁訴を訴える人が増えているのは不思議ではない。当医院では、咬み合わせのバランスを崩した方に多く認められる不定愁訴を丁寧に聞き取り、咬み合わせ由来と疑われる主訴に対しては、機能的歯列矯正治療も含め、acu placeの大饗先生のご協力も得て少しでも身体の症状の軽減につながる取り組みを続けて参ります。

                                     2020,8,2

         

マスク頭痛の原因

   今朝、気になるニュースが‥‥。“マスク頭痛”の症状を訴えている人が増えていると。ニュースキャスターの言葉では、「マスク内で吐いた二酸化炭素を再度吸うことで酸素を吸う量が減って頭が痛くなる」とのこと。簡単に表現したつもりなのかもしれないが、皆さんはボーア効果をご存知でしょうか?血中の二酸化炭素濃度が下がってしまうと、全身の酸素飽和度が高くても身体の各組織の細胞に酸化ヘモグロビンが酸素を手放すことができなくなり、結果的に組織の酸化欠乏が生じ、その組織の働きが悪くなるということです。マスクを装着していると普段は鼻呼吸をしている人でも口呼吸になりやすくなり、口から多くの二酸化炭素が排出されてしまいます。結果的に肺及び血中の二酸化炭素濃度が下がるために各細胞の酸素の取り込みが少なくなり、頭痛や身体が疲れやすくなります。これは普段から口呼吸になっている方には起きていることで、鼻呼吸を正しくすることが健康を守るうえでは何よりも重要になります。

                                     2020,8,1

         

リモート社会

   新しい社会生活の始まりなのか?別荘地として知られている軽井沢、那須、富士五湖周辺などで永住希望者の問い合わせが増えているとのこと。当医院にお越し頂いている方にも軽井沢の物件を購入された方がいらっしゃる。仕事がリモートで済むようになり、都内のマンション生活をする必要性がなく、子供の教育環境を優先させたらそのような選択になったそうだ。生活様式は人様々であるが、その方の性格、価値観によって今までにない選択ができることは間違いない。今後リモートによる仕事の割合は増え続けるのだろうか?世間ではリモート飲み会も行われて物珍しさで新鮮さはあるかも知れないが、人のぬくもりや五感で感じる人のありがたさまではリモートを通じた画面では伝わらない。

                                     2020,7,31

         

感染症

   中国・武漢から始まった新型コロナウイルス感染拡大であるが、感染症は常に地球のどこかで広がっているものであり、限定された地域だけの感染拡大であれば今のようなパンデミックにはなっていないのであり、どこかで“対岸の火事”として知っているという話で済んでいたのかもしれない。ペストは過去の3度のパンデミックを引き起こしており、記録では1922年が最後か?私は50歳を超えているのでペストは歴史上の出来事である。エボラ出血熱やHIV感染症が記憶の中ではっきりと残るものであり、それらに関しても自分の身の回りに影響が及ぶという不安はまったくなかった。そのように過去のパンデミックは収束に成功したと言えるのかもしれないが、今回の新型コロナウイルス感染拡大は過去のパンデミックで得た教訓を生かせるのだろうか?

                                     2020,7,30

         

ご結婚!

   もう10年以上当医院にお越しになられている女性の患者様が治療でお越しになり、保険証をお預かりする際に“結婚したので名字が・・”嬉しい報告だ。診療室で改めて“おめでとうございます!”と話を振ると、“結婚に至った切っ掛けは先生のお陰です!”とのこと。よくスキーをなさる方なので、以前知人のスキーショップを紹介し、格安で購入できたブーツがこの縁を取り持つことになったそうで、3ヶ月で入籍したとのこと。本人は一生独身でも良いかな~なんて思い始めていた頃だったそうで、やはり人生は分からないものだ。タイミングだけではないだろう。私は医院で接する患者様しか知らないが、来院時の会話がいつも楽しみな患者さんでもある。世間は新型コロナウイルス感染拡大でストレスが溜まる一方だが、早く何も気にせず白銀の世界を滑りたいものである。


                                     2020,7,29

         

助け合い・感謝

   ブログ記事でも新型コロナウイルス感染拡大に関する事柄が多くなってきた。未曾有の感染症に対して政府の対策は後手になっていると批判の声も多くあるが、ポストコロナになり政府の行動が検証されるまでは、ここはひとつよくやってくださっていると感謝の念をもつことが必要ではないだろうか?批判は誰でもできる。アベノマスクにおいても“こんなマスクは使わない”、支援金に対しても“これではとてもじゃないけどやっていけない”などと言うのではなく、“政府も百点満点ではないけれども、出来ることを精一杯してくれているのだから、我々も辛抱してここは頑張るしかない”と思うべきである。少なくとも日本人にはそのようなDNAがあるはずである。隣人同士助け合う、それが日本の風土・文化ではなかったか?感染症や豪雨災害などに対する特別税を被災していない国民から善意徴取することなど助け合いの精神から検討しては如何なものか?


                                     2020,7,25

         

マスクごみ

   不織布?数か月前までは殆ど耳にすることもなかったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴いマスク需要が増えたことでドラックストアやネットでも頻繁に目にすることになった。お恥ずかしながら“不織布”ということから布繊維でできているものだと思っていたが、極めて細かなプラスチック繊維とのこと。ニュースでは世界的にマスクごみが増えてきており、海岸などでも漂着したり海底に沈んでいるとの報道がされている。コンビニなどのプラスチック袋が有料化されたことでマイバックを持ち歩く人も増えたが、袋の使用が減ってもマスクがきちんと処分されない環境では、他のプラスチック製品が海水によってマイクロプラスティックとなるのと同様に、食物連鎖の結果、最後は人間の身体に蓄積されてしまう。諸外国ほど道端に捨てられたマスクを目にすることはないが、全くないわけではない。ゴミとなったものを所定の場所に捨てることは勿論だが、日々の生活の中で一人ひとりのモラルが問われている。


                                     2020,7,24

         

変化の先にある進化

   勉強とは何?この問いに対して明解な解答は何と答えるか?自慢ではないが子供の頃に机に向かって勉強することは苦痛ではなかったが進んでする対象ではなかったことは確かである。中学生ぐらいになると数学もそれなりに難しくなってきて、公式を覚え、それを使って回答することが求められた。皆さんも記憶にあることでしょう!しかし、どうしても解けない問題はあるもので、15分、30分と考えているうちに集中力が切れてきて、台所の冷蔵庫を開けて冷たい麦茶を飲んでは嫌々ながら答え合わせをしたものだ。今だから思うのであるが、よくも30分も一つの問題に取り組んでいたものだ。勉強というのはその時点で持っている知識を全て使って全力投球することであり、何とか壁を乗り越えようとすることで忍耐力も付いたのではないか?今の子供たちはどうなのだろうか?不器用でもいい、愚直に目の前の問題に取り組み、夢中になることで見えてくる変化の先の進化に辿り着いて欲しい。


                                     2020,7,23

         

Not Go To トラベル

   新型コロナウイルス感染者数のは増加の一途である。こんな状況での「Go To トラベル」は愚策以外の何物でもないと私は思う。感染拡大が終息したら行う目玉政策だったのではないか?4月、5月の自粛要請に応じた国民の努力が台無しになりつつあるのではないか?経済活動優先ありきの基準値の変更が行われてはいないか?病院関係者の声に政府はもっと真摯に向き合うべきだろう!現場では本当に命がけで仕事をしていることを分かっているのだろうか?当医院に通院されている看護師さんからも“正直怖いです!”との声を聞く。感染者数の数字に慣れてきている感覚が極めて危険である。“急いては事を仕損じる”、世論の時期尚早との声に政府はもっと早く答えるべきだった。


                                     2020,7,22

         

顔面成長および歯列への筋機能の影響

   昨日もお子様の咬み合わせの相談で新規の患者様がお越しになられた。見た目は比較的綺麗な歯並びをされているが、歯間空隙と言って隣り合う乳歯の隙間がない。これは後続する永久歯のスペース確保のために必要な空隙であり、歯並びの問題ではなく、顎顔面骨格が本来の成長発育をしていないことを示している。なぜ頭蓋顔面骨格が本来の成長方向に発育しないのか?舌を含めた筋機能の正しい機能が獲得できていないからであり、呼吸を含めた正しい筋機能を身につけることが中顔面を含めた顎顔面骨格を正しい成長方向に誘導し、結果として歯並び、咬み合わせが改善することに繋がる。筋機能矯正治療の鍵は、両親とお子様の協力を得ることです。とにかく、歯並びが悪くなる原因をしっかりと理解して頂きたい。


                                                                                                                  2020,7,21

                                     

         

何気ない日常

   昨日は久しぶりの夏の太陽の陽ざしを浴びながらランニングで汗を流したが、途中にある比較的広い公園では家族連れが多く訪れ、子供たちが緑の芝生の上を走り回っていた。小さな子を連れたお父さんはセミを見付けて虫網で捕獲を試みていたが、子供の期待も空しく見事に逃げられていた。私が子供の頃にはセミが煩いぐらい鳴いていたが、環境の変化なのか、最近ではセミだけではなく、カブトムシやクワガタも家の近くで見かけることがない。ホームセンターに行けばカブトムシやクワガタは高値で売られているが、お金で買う対象物?なのと考えさせられてしまう。我が家では一昨年山林で子供が捕まえてきたカブトムシの番が生んだ卵を子供が世話をして蛹から幼虫、そして6月ぐらいには60匹ぐらいの成虫に育てたが、小学生にとっては何よりも生きた教材になったようだ。友達と外遊びに行くことも少なくなった今の子供たちは、将来家庭を持つようになったらどのような遊びを自分の子供にさせるのだろうか?


                                                                                                                  2020,7,20

                                     

         

以前の日常

   大相撲の夏場所が今日から始まる。私が子供の頃は蔵前国技館で輪島ー貴ノ花の吊り相撲の応援に力が入り、水入りと同時に家族で手を叩いて応援したものだ。千代の富士が北の海を始めて破って勝ち越しを決めた相撲は、初めて国技館の升席で観戦した。顔をクシャクシャにして花道を引き揚げてきた千代の富士の身体を叩いて誘導員に注意されたのも今となっては懐かしい。今場所は4人が座る升席も1人だけにするとのこと。勿論力士に触れることは感染対策の上では許されないだろう。画面では伝わらない力士の大きさに少年の頃は驚き、武蔵丸関の巨漢ぶりは超規格外だったことは忘れない。新しい社会生活という言葉を耳にするようにはなったが、リモート生活では五感が働かない。一日も早やく新型コロナウイルス感染拡大を終息させ、以前の日常生活を取り戻したい。


                                                                                                                  2020,7,19

                                     

         

自制力と誠実さ

   7月も半ばだというのに、朝晩が涼しい。今朝も肌寒く、診療室のエアコン設置温度の調節も必要なくらいだ。体調管理には新型コロナウイルス感染拡大もあって今まで以上に気を付けて過ごされている方が多いと思われるが、それでも日々の寒暖の差が大きければ風邪のような症状も出てくるというものか?子供の通う小学校の担任が体調不調で休んだと聞けば、“まさか?”とついつい心配してしまうあたり、意識の中では新型コロナウイルスが心に感染しているようなものだ。当医院のスタッフも年末年始以降、実家のある地方には帰省していない。来週の連休に実家に帰ろうかと母親に連絡をしたら、「帰ってくるんじゃない!」と言われたそうだ。万が一、自分の娘の帰省をきっかけに地元で感染が拡大したらと心配する親の胸の内もよく分かる。経済と感染拡大防止の両立の難しさは誰もが理解するところだが、感染者が増えるなかでの“Go To トラベルキャンペーン”は時期尚早だろう!大人の自制ある行動と他人を思いやる誠実な行動でしかこの感染拡大は防ぐことができない。


                                                                                                                  2020,7,18

                                     

         

キャッチボール

   幼少の頃から野球で育った私としては、息子とのキャッチボールは格別な時間である。投げ方一つ注意したくなるのを我慢して、本人がどうしてうまく投げられないのかを気が付くまで待つことにした。“いつもはもっとコントロールが良いのに今日は駄目だ~”。準備体操もしないでボールを投げれば身体も解れていないから投球フォームも崩れるのは当たり前。ではどうするか?公園を一周走ってくることを子供に提案し、それからボールを投げてみたらどうなるか試してみた。本人曰く「身体が軽くなった。きちんと狙ったところにボールが行くようになったね!」。目が輝いている。そうやって身体で覚えていくことが何よりも大切なこと。本を読んで頭で理解する習慣も必要ではあるが、頭では体得できないものを体感することが子供を内面から成長させる駆動力になるのではないか!


                                                                                                                  2020,7,17

                                     

         

身体のメンテナンスは必要!

  「テレワークになってから体重が増えちゃいました!」「家から本当に出なくなって身体が鈍っています」「久しぶりに学校に行ったら足が筋肉痛になった!」これらはこの1~2ヶ月の間に当医院にお越し頂いている患者さんの声である。目の前に何かしら食べ物があるとついつい手が伸びてしまうのだろうか?食べ過ぎることはないにしても、好きなものがあれば食べたくなるのは本能か?そういう私も月間のランニング走行距離がめっきり減り、間食はしないもののヘルスメーターの体脂肪率が気になる今日この頃である。70歳でボストンマラソン“サブフォー”を50歳になった時の目標として掲げたが、早くも雲行きが怪しくなってきた(笑)。スポーツトレーナーの「先生の仕事量は以前よりも増してきているように思いますよ!でも確実に体力は若い時とは違いますから、そのうちに身体は悲鳴を上げますよ!」の説明には最近妙に合点がいくのは何故だろうか??明日にはまた年輪を重ねてしまう。


                                                                                                                  2020,7,16

                                     

         

勇気ある朝令暮改も・・

  政府の旅行促進キャンペーン「Go to トラベル」にはどうも賛成しかねる。新型コロナウイルス感染拡大が完全に終息し特効薬やワクチンも開発されたというのであれば、観光業振興を図るうえで理解もできる。しかし現況はどうみても第二波?感染拡大に転じているのは報道がフェイクでない限り間違いないであろう。新型コロナウイルス感染拡大の政府の対応はこれまでも後手に回ったとの批判があるが、政権基盤がどうこうと言っている場合ではない。朝令暮改と言われようが、国民の命を危険に晒すよりは勇気ある方針転換を今からでもすべきではないか?医師会では「Not Go toトラベル」と呼びかけ始めた。すでに旅行の予約を取った方もおられるとは思うが、ここはキャンセル料が発生したとしてもリスクを考え賢明な判断を促したい。政府・各自治体だけではなく国民一人ひとりが今はアクセルとブレーキを交互に踏むことが求められているのであり、アクセルの踏み込むタイミングを間違ってはならない。


                                                                                                                  2020,7,15

                                     

         

身体の不調と咬み合わせ

  初診でお越しいただく方の主訴は様々だが、ここ数ヶ月は歯ではなく身体の不調が咬み合わせからきているのではないか?咬み合わせが全身とどのように関係しているのかを知りたい、という方が多くなってきた。簡単に説明をできる内容ではないが、本人の30枚の口腔内写真と開業以来撮り溜めてきた他の来院患者さんの写真やパワーポイントを使ったプレゼンによって患者さんの悩み・疑問を初診時に解くことが極めて重要である。それにしても皆さん咬み合わせが良くない。それは見た目ではなく上下顎の機能的な動きが失われているという意味において!本日の初診患者さんの主訴も首から肩への凝りが辛く、最近では腕が痺れたりすることが時々あるということ。治療も大事かもしれないが、先ずは何故そのような状態になったのかをよく知ることが何よりも優先されるべき事項と考えます。


                                                                                                                  2020,7,14

                                     

         

リーダーの不在

  一体この国の指揮官は誰なんだ?新型コロナウイルスとの戦争において国民が危険に晒されているのに、強いリーダーシップを執っている人が存在しないではないか?戦場では指揮官の判断に従い部隊が編成され、戦略に沿った戦いをしなければ勝ち目はない。まさに生きるか死ぬかである。今の日本を見渡すと、いざという時に責任を全うする覚悟をもった政治家がいないではないか。それは与党、野党も含めてだ。彼らは歴史から何かを学んできているのだろうか?生活のために選挙に於いて美辞麗句を連ね、政治屋になったに過ぎないとは言い過ぎだろうか?国会議員諸氏には猛省を促したい。

                                                                                                                                                      2020,7,13

                                     

         

スパイス

  京都に行った際には必ず寄りたくなるパキスタンカレーのお店があった。30種類のスパイスが使われていて、季節によってスパイスの配合具合も微妙に変わり、この時期には暑気払いのスパイスを使っていますと店主が言っていたのを思い出す。コリン、コリアンダー、ターメリックぐらいしか私の頭には直ぐには浮かんでこないが、今ならネット検索でそれなりの“暑気払いスパイスカレー”を作れるかもしれない。辛いスパイスを摂取すると、生理学的には交感神経の興奮が起き、体表面の温度が上がって血流が増え、皮膚から熱が逃げやすくなって涼しく感じる。今日もかなり蒸し暑い。スパイスの消費量が増えそうだ!

                                                                                                                                                      2020,7,12

                                     

         

プロセスを軽視

 面白い記事を見付けた。もし宇宙人が地球に飛来してきて、イモムシとアゲハチョウを同時に見たとしたら、きっと宇宙人はこれが同じ生物とはにわかには信じないことだろう。なぜなら、あまりにも形態が違い過ぎるから。では、この宇宙人に事実を信じさせるにはあなたならどうしますか?但し、宇宙人は1週間しか地球に滞在できず、イモムシが蛹から蝶になるまで(約3週間)は見届けることができない。今ならネットで幼虫→蛹→蝶の一連の過程を調べて見せるのだろうか?あるいはDNA鑑定を行い同一のゲノムであることを証明するのか?いずれの方法も結果を知らせることは出来ても味気ない。変化のプロセスを時間が掛かっても生で体験したものは、理屈では得られない大切なものが頭ではなく心に残る。しかし、世の中は結果至上主義のあまり、プロセスを軽視し過ぎていないか?それは子供の教育においても。それでは“味気ない人間のような生き物”にしか育たない。

                                                                                                                                                      2020,7,11

                                     

         

仕事への情熱!

 「能力の差は5倍、意識の差は100倍」とは京都の有名な企業経営者の方の言葉ですが、その通りなのだろう!とびきりの秀才たちが鎬を削る棋界では、優れた頭脳を才覚と捉えがちだが、羽生善治さんによるとそうではないという。

“物事を続けていさえすれば、誰でも、10年、20年と歳月を重ねることはできます。しかし、その長年月、同じ姿勢、同じ情熱を傾けることができるかどうか。その持続する力こそが真の才能である”との言葉には重みを感じる。

歯科医療に於いては分かっていることよりも解明されていないことが多いとの立場に立って真摯に患者さんの口腔内に向き合っていると、もしかしたら?似た咬み合わせの方に共通する問題は?などなど見えないものが診えてくる瞬間があるのは、今までの臨床経験が生かされていると思わされる。だからこの仕事は奥が深い!

                                                                                                                                                      2020,7,10

                                     

         

Face to Face の診療

 「今掛かっている歯医者で説明もなく歯を抜かれた。レントゲンは撮ったけど、それについて説明がなく抜かれた。今も痛い。」 本日の初診の予約で電話を下さった方の訴えである。本当なのか?説明もなく抜く?患者さんは嘘はつかないであろうから、これが本当ならば医療に携わる者として看過できない事案である。例えを変えてみれば、お腹が痛くて病院に行ったら、レントゲンは撮影したが説明もなく気が付いたらお腹にメスを入れられていた?ということになるのだろうか。仮に、歯科医師の診断としては抜歯しかない状況であっても、患者さんが抜歯を望まなければ当たり前であるが抜くことはできない。抜歯の必要性を患者さんが分かるように懇切丁寧に説明を行ったうえで、それでも患者さんが抜きたくないのであれば当日は抜かずにお帰り頂くしかないのではないか?その当時の状況を診ている訳ではないので全ては憶測でしか語れないが、どうも歯科医療に対する不信感を募らせるようなことが歯科医療現場で多いように感じる。私は歯科医師であるので勿論口腔内を診査診断させていただくが、それ以前に患者さん一人ひとりの人を診ているのであり、そのためにはwith コロナであってもFace to Faceのコミュニケーションは欠かせない。

                                                                                                                                                      2020,7,9

                                     

         

継続は力なり

 最近は仕事の形態が変わってきたことで、出勤時に早朝ランニングをされている方がめっきり増えたようだ。私も以前は朝5時過ぎから30~40分は有酸素運動を意識しながら走っていたが、ここ一年ぐらいは足首、股関節など身体の各所に違和感を覚え、月間の走行距離が目標の150kmまで届かない月が続いている。スポーツトレーナー鍼灸師の指導を受け、身体のメンテナンスに割く時間も多くなってきたが、毎日継続して同じトレーニングを実施することが簡単なようでなかなか難しい。内容が難しいのではなく継続することが難しいのである。世の大人たちであれば多くの方?は首を縦に頷くのではないか。しかし、この自分の身体に合ったストレッチ、トレーニングを継続していると、どこかで変曲点というのか、今までの身体とは何かが変わってくるのを実感する時がある。やはり大事なのは“継続は力なり”ということか!


                                                                                                                                                      2020,7,8

                                     

         

自反尽己(じはんじんこ)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で銀行の窓口も入場制限があり、時間の余裕があるときでないと行き難くなった。そんな銀行での待ち時間に読んでいた本に、自反尽己という四文字を目にした。解説によると、自反とは指を相手に向けるのではなく自分に向けること。ことの全てを自分の責任と捉え、自分の全力を尽くすこととあった。医療に携わる者としても、経営者としても胸に響く四文字である。またそこには幸田露伴の言葉も紹介されていた。「大きな成功を遂げた人は、失敗を人のせいにするのではなく、自分のせいにするという傾向が強い」と。人の上に立つ人は共通して謙虚であり、常に自分の内面と向き合っている。私もまだまだ未熟なものだ!

                                                                                                                                                      2020,7,7

                                     

         

見聞を広げる“旅”

 患者さんが「スイスに行ってみたい!」と仰っていたので、私が若い頃バックパッカーでヨーロッパを旅した頃の話をさせて頂いた。思い出すだけで懐かしいし、あれから20数年が経ったのかと思うと人生はあっという間だ。当時はユーレイルパスを使って何ヵ国にも移動し、宿泊代を浮かすためにコンパートメントの3人掛けに横になって夜は寝て、国境を超える時には国境警備隊が車内に入ってきて起こされてパスポートを提示したこともあった。トーマスクックの時刻表を持参し、明日はどこの国に行こうかと異国の車窓を眺めながら計画を練っていた頃のことが旅情をそそるではないか。スイスでは山の美しさに魅せられて同じ宿に3泊もした。安宿では韓国からのバックパッカーと意気投合し、彼らが持参した眞露で悪酔いしたのも今となっては忘れられない思い出だ。その後韓国にも呼ばれ、彼らのご自宅にも足を運んだ。旅行も楽しいが“旅”はまた格別だ。新型コロナウイルス感染拡大で今は思うように旅行もできないが、感性豊かな若い頃の見聞を広げる“旅”は、きっと人生を豊かにしてくれるのは間違いない。令和の岩倉具視は何処に!


                                                                                                                                                      2020,7,6

                                     

         

SDGs(持続可能な開発目標)

 SDGs(Sustainable Development Goals)は国連に加盟する193か国が2015年に賛成し、17の目標を定め、2030年までの達成を目指すものです。ところで、17の目標を皆さんはご存知でしょうか?恥ずかしながら私は一つしか挙げることができませんでした。“貧困をなくす”。先日のブログにアップしたエコバックの普及などは正にSDGsの効果が出ていると言えるでしょう。スーパーやコンビニのレジ袋や石油を原料とするプラスティックは、微生物によって分解されることなく残り続け、川を通って海に流れ着くと太陽の紫外線や波でもろくなり、マイクロプラスティックとして海を漂い、それを体内に取り入れた魚をを我々が取り入れることによって、今までにはない人の健康や生態系に悪い影響があるのではないかと危惧されている。先ずは皆さん一人ひとりのできるSDGsを意識して日々過ごしていきましょう!

                                                                                                                                                      2020,7,5

                                     

         

アードベック ブラック

 ウイスキー好きの方であればアイラ島をご存知かと思いますが、毎年5月末から6月上旬にアイラウイスキーフィスティバルが開催されます。今回リリースされた真っ黒なボトルの「アードベック ブラック」は、ニュージーランド産ピノ・ノワール赤ワイン樽を使用、ベリー系の果実味がアードベック特有のスモーキー風味と共に、今までにない深い味わいを織り成しています。まるでウイスキーの宣伝のようですが、とにかく格別な香りがします。人口よりも羊の飼育数が何倍も多いなど共通点の多いアイラ島とニュージーランドの大自然に思いを馳せながら、日常を離れる時間を取って英気を養ってみては如何でしょうか?

                                                                                                                                                      2020,7,4

                                     

         

躾けと学び

 以前にもブログに記載したことではあるが、礼儀を知らない、マナーの悪い輩が多くなったことか。帰宅時電車に乗ろうにも、乗降口の両サイドにスマホをいじりながら寄りかかってる人がいて、乗車する人はその邪魔な物体を避けるようにして乗り込まなければならない。他人に迷惑を掛けないように!なんてことは親から躾けられなかったのだろうか?スマホを操作することに夢中で周りの視界が全く目に入ってこないのだろうか?武士道の考えで言えば、「そんなことで人として恥ずかしくないのか」と言われることは、武士にとっては最も辛いことで、なぜなら遠からず「卑怯者」を意味するからだと石川真理子さんは述べている。ただし今は「恥ずかしい」という観点すらずれてきているような時代だ。注意すれば逆切れする人間がいるような世の中を正していくには、一人ひとりに修身という学びが必要であろう。

                                                                                                                                                      2020,7,3

                                     

         

エコバッグ

 スーパーやコンビニエンスストアなどで、昨日からプラスチック製のレジ袋が原則有料となった。スーパーの買い物の際に、「袋いりますか?」と聞かれるたびに、「あっ、また忘れた!」ということが何度あったことか。これからの外出時にはマスクとエコバッグはセットで玄関に用意することになりそうだ。最近では洒落たマスクで歩いている方も見かけるようになったが、世の中必要に迫られると変わるものだと皆さんもお感じではないですか?


                                                                                                                                                      2020,7,2

                                     

         

想像力を育む「本の森」

 建築家の安藤忠雄さんが設計した児童図書施設「子供の本の森 中之島」がオープンする。安藤さんは幼少の頃に読んだ本を通して作家とイメージを共にし想像力を膨らましたと回想して、以前「どんなに世の中のデジタル化が進んでも、人間の成長はアナログでしかない。子供はその年齢に合った遊びを通して物事を学ぶものだ。」とも語っている。名誉館長についた山中伸弥教授も「本の中には面白い世界がある。スマートフォンで簡単に情報が手に入る時代だからこそ、読書の楽しさを知ってもらいたい」と感想を述べている。人の成長において読書の大切さは万国共通である。以前、公立学校の図書費を削減することを提案した女性文部大臣がいたが、そのような方が今も国会議員でいること自体が国益を害している。本を通して子供達の豊かな感性や想像力を育み、沈みかけている日本の文化力、国力を10年後、20年後に再興させていこうではないか!


                                                                                                                                                      2020,7,1

                                     

         

紫陽花

 日中は蒸し暑くなってきたが、朝方はまだ幾分過ごしやすい。出勤前のランニングは今時分がちょうどいいと毎年体感している。新型コロナウイルス感染拡大にともなうテレワーク仕事の人が増えたことで、朝のランニング時間帯に走る人の数も増えたようだ。いつものランニングコースには淡いブルー、薄紅、藍などの色をした紫陽花が綺麗に咲く篠原神社がある。思わず足を止めて一枚スマホで“カシャ📷”。この花には雨模様が似合うが、天気予報では明日から再び大雨の模様。九州、西日本ではここ数日豪雨に見舞われている。昨年の被害からの復旧もまだ道半ばのところで「数十年に一度」と形容される雨予報は聞きたくない。避難指示が出るような豪雨にだけはならないことを祈りたい!


                            2020,6.28

新型コロナウイルス感染拡大の第二波

 新型コロナウイルスの感染拡大が再び増加傾向にある。アメリカなどの諸外国の感染者の増加数はけた違いであるが、経済活動を再開してからの感染者数の増加傾向のグラフは形が同じである。事故を引き起こしたい人など誰もいないのと同様に、新型コロナウイルスに感染しなように最大限これからも国民一人ひとりの行動様式がこの国の感染拡大を防ぐ一番の決め手となろう。都内の通勤電車の風景も以前のようになりつつある。マスク未装着の人も車内で見かけるようになってきたが、たまたま忘れてしまっただけだと思いたい。備えあれば憂いなし。このままでは第二波は来てしまうだろうし、もう始まったかもしれない。


                                                                                                                                                      2020,6,26

                                     

         

消毒用アルコール

 医療機関においても消毒用アルコールを以前のように購入できないのは困ったものだ。当医院も例外ではないが、ストックは十分にあるので心配はない。他の医療機関ではどうされているのか?総合病院には優先的に納入されているということであればまだ構わないが、依然として供給体制が整わないのはなぜなのか?一部の報道ではアルコールはあるが専用のプラスティック容器が不足しているとのこと。ならば褐色瓶では?となると輸送費が高くなるらしい。専用の容器はほとんどが輸入ものとのことだが、国産メーカーはどうなっているのだろうか?日頃お世話になっている材料屋さんもお困りのようだ。まさか医療機関で代替品として高アルコールの酒を使うわけにもいくまい。

                                                                                                                                                      2020,6,25

                                     

         

フェンシング🤺

 皆さん、フェンシングを観たことはありますでしょうか?日本では太田雄貴さんが以前活躍されていて、今では次の世代の選手が世界選手権で優勝するなど世界で活躍しているのですが、日本ではマイナースポーツ的な存在ですよね。当医院の高校生の患者さんが部活でフェンシングを行っており、私にとっても馴染みのなかったフェンシングでしたが、彼からいろいろな話を伺っていると単に昔のヨーロッパの貴族のスポーツという枠を超えた奥深いハードなスポーツであることが分かってきました。そんな彼は神奈川の公立湘南高校で活躍されているのですが、先般の新型コロナウイルスの感染拡大によって部活動も制限され、国体も中止となり、残り限られた高校生活のなかでどこまでフェンシングを磨き上げることができるのかと悩んでいるようでした。そんな彼からインターハイの代替大会を“歴代の日本代表選手の手で開催させたい!”というプロジェクトを立ち上げたので支援して頂きたいと依頼されました。彼のような好青年の健全な育成の役に立つのであればと当医院も一肌脱ぐことにしました!そこで、本日のブログをご覧の皆様に是非ともご支援を賜りたく、以下にアクセスをお願いしたい所存であります。宜しくお願い致します!

https://camp-fire.jp/projects/view/287421

https://youtu.be/leOP7rWwBpw

                                                                                                                                                      2020,6,24

                                     

         

都知事選挙

 都知事選の立候補者の主義主張はどのようなものなのか?新型コロナウイルスの感染拡大により、感染症対策が一つの争点にもなるのかもしれないが、大事なのは都知事としてどうかという以前に良識・常識のある人であるかどうかを都民は真剣に見定めることが大事であろう。勿論演説などだけでは人柄を全て知ることはできないが、短期・中期・長期的視野に立った実現可能な政策を挙げているのか?こういう非常時には特に、先人の多様な事例を学んでいるかどうかが、学歴などよりも重要な判断材料としたいものだ。各候補者に“座右の銘”“師事・私淑する人物”などを尋ねてみたい。過去の言動と照らし合わせてみる一つの材料にはなろう!

                                                                                                                                                      2020,6,23

                                     

         

首の凝りと咬み合せ

 初診の患者様で首の凝りに悩まされているという主訴でお越しになられた方がいる。歯科に首の凝りで?実は最近、このような主訴でお越しになられる患者様が増えてきている。一見すると歯並びは良いが、咬み合せという視点では正常咬合とは違い、何らかの問題を抱えている。頸椎は、咀嚼筋やその関連筋などの異常収縮により偏位されやすい部位であると同時に、咬み合せに関与しながら頭蓋骨を支え、更に重要な神経・血管を通している器官である。咬み合せの平面を横軸、頸椎を縦軸とすると、咬み合せの高さ、前後的位置関係と頸椎には密接な関連性があることは予想される。40,50歳になると誰もが首や肩が凝るわけではない。腕や指先が急に痺れたりする原因が、まさか長年の咬み合せのバランスのずれから来るとは誰も想像はできまい。科学的根拠(エビデンス)は今のところ明らかにされていないが、経験的には咬み合わせの乱れを矯正治療などにて補正することで、雨戸を開けることができなかった腕、肩の症状が消失したケースはよくある。科学的根拠の重要性を否定はしないが、それに縛られていては目の前の症状のある患者さんに何も手を施すことができなくなる。エビデンスと同時に臨床の経験値をフルに発揮させる感性も臨床医には必要であろう!

                                                                                                                                                      2020,6,22

                                     

         

読書週間

 先日も新聞報道で、新型コロナウィルス感染拡大によって休校が続いた子供達の家庭での過ごし方についての記事が載っていたが、テレビ、ビデオの視聴の次にネットの動画視聴とあったが、読書に時間を割いている項目は無かった。私が子供の頃にはテレビを見ない時間は友達と外で遊ぶ、少年野球チームに所属していたので野球の練習をする、そして身体を動かすこと以外と言えば読書をするか寝ることしかなかった。勿論家事の手伝いなどはしたものだが‥‥。今の子供達の読書量はやはり問題になるくらい減っているのではないか?読書も読まないよりは読んだ方が良いのかもしれないが、どのような本を読むのかが、心の成長には重要であろう。先ずは各家庭において、子供に読書週間を身につけさせ、精神修養を深める礎を築くべきである。


                                                                                                                                                      2020,6,21

                                     

         

人の資質とは?

 人としてこの世に生まれた以上は各々が何かしらの使命を負っている。どんな職業に就いているかが問題なのではなく、その人の生きる姿勢が問われている。国会議員、地方議員に限らず選挙で当選すればその人の資質の如何を問わず先生と周りから言われる。そのような方がなぜ逮捕されるのか?なぜそのような人を選挙人は選ぶのか?人は何かポジションを与えられた時には、権限を得ただけで、権威まで頂いているわけではない。権威は自分で創り出すものであり、周りの人がついてきてくれるかどうかは、その人の言葉遣い、行動、ものの考え方の姿勢の如何による。自分から議員になりたい、自分から社長になりたいという人間で、本当に魅力的な、尊敬されるような人になった方は果たしているのだろうか?


                                                                                                                                                      2020,6,20

                                     

         

歯科の係わる領域

 40歳の初診の方がお越しになられた。定期的に歯科医院に掛かっていたが、最近こちらに引っ越されてきたので今後のケアも含めて診てほしいとのこと。新たな歯科医院に掛かるのは勇気が必要だったのではないか?今はネットでHPを検索すれば、全てとはいかないまでも医院の雰囲気を掴むことはできるかもしれない。実際に受診をして想像していた通りの歯科医院であれば可もなく不可もなくといったところだろうか?思いも寄らない発見があれば、患者さんとしては満足かも知れないが、こちらとしては患者さんが気付いていないことを気付かせる義務があり、使命であると心得ている。そのためには時間が必要であり、それよりも何よりもこちらの本気度を伝えなければ人の心は動かない。歯医者の仕事は歯を削ることではない。そのような環境を提供することであり、究極はこの世の中から歯医者が不要となることかもしれない。実際には歯科の全身との関わりはまだまだ不明なところが多いので、歯科が活躍しなければならない土壌は無限にある。もしかしたら、歯科医がそこに気付いていないだけかもしれない。


                                                                                                                                                      2020,6,19

                                     

         

ネットの良し悪し

 皆さんは、内科、外科もしくは総合病院を受診する際にメールで問い合わせをするのでしょうか?間違いなく今はSNSが私たちの生活の一部になりつつありますが、相手の顔が見えない分、礼儀をわきまえない問い合わせが寄せられることがあります。当医院へのメールでの問い合わせは受付ていないにも拘らず、質問とも相談とも分からない文言で送られてくることがある。せめて誰が読んでも分かるよう内容であれば、取り合えず返信はする気にもなるのだが、こちらも暇ではないので困ったものだ。世間ではSNSのトラブル報道が後を絶たない。HPで全ての情報を伝えることはできない。直接会えば伝わる状況や雰囲気といったものも、ネットでは文字数の限りや時間で切り落とされてしまう。このようなネット社会の問題を目の当たりにすると、物事の善悪を判断できるようになるまでは、子供のSNS利用は慎重に考えるべきであり、大人の責任は重い。



                                                                                                                                                      2020,6,18

                                     

         

オンライン授業

 午前中に親子の治療を行う予定があり、先ずは小学生のお子様から治療を始め、子供の治療が終わり次第母親の根管治療を50分ほど行った。先に治療を終えたお子様は何とオンライン授業が10:30から始まるとのことで、当医院のコンサルテーションルームにて授業を受けさせることにした。初めて見る生のオンライン授業!母親の治療をしていると、担任の先生の生徒への声掛けが聞こえてくる。先生も生徒一人ひとりの名前を呼びながら確認して授業を先に進めていて、慣れないコミュニケーションの取り方と洩れてくる生徒たちの声に耳が反応してしまった。仕舞いにはパソコン画面を子供の後ろから覗いて観察をさせて頂いた。当然担任の先生には子供の後ろに映る白衣姿の私が妙に思えたのではないだろうか?〇〇君のお父さんはお医者さん?新しい生活様式とはこのようなことなのかと実感させられた。



                                                                                                                                                      2020,6,17

                                     

         

顔の歪み

 中学生の女の子が顔の歪みが気になって当医院を受診された。「顔が左側に曲がってきていませんか?」。今まで2時間近くかけて通院していた歯科医院があったそうだが、毎回あまり説明もなく終わってしまうとのことで、このままで良いのかと不安を感じ始めていたとのこと。診査の結果下顎の左偏位を認めたが、問題はなぜそのようになったのか?原因があるから結果があるのであり、あくまで原因を患者さんがしっかりと理解できるところまで医療従事者は説明し、患者さんの質問にも明快に答えられなければ最初の関所越えはできないと心得る。母親への説明、ディスカッションは昼休みの90分を要した。理解したうえで初めて治療への扉が開かれる。現状に至った原因を知らずして治療を繰り返し受けることほど無益なことはない。


                                                                                                                                                      2020,6,15

                                     

         

徳を高める!

 小学五年生にもなって挨拶もできないのか?治療の前に挨拶ぐらいするのは礼儀というものだろう。挨拶もできない子供であれば、治療中の態度も推して知るべしである。このような子供が増えてきた。子供が悪いのか?親の問題、家庭教育の問題でしかあるまい。石川真理子さんの「武士の子育て」には、“江戸時代は徳を高める教育、人間力を磨く教育に力が注がれた。才が先で徳が後という現代とは大違いだ。”とある。挨拶一つできない子供が塾通いして何を学んでいるのか?親も何を子供に教育をされているのか?特別な教育は必要ない。何気ない日常生活の中で人として大切なことを教えるだけでよいのではないか!親として、威厳と大らかさをもって子供に接したいものだ。



                                                                                                                                                      2020,6,14

                                     

         

今求められているもの

「俳優は人間に対する深い洞察力がなければ、さまざまな役を演じることはできないのですが、そもそも自分の心と身体のバランスをコントロールできなければ、他人の心など洞察することなどできません」とブロードウェイで活躍する日本人女優が以前語っていた。示唆に富む言葉であり、私の胸にストンと落ちた。人生経験を積んでくると心の様相の在り方の大切さがわかるというものか。仕事の課題は次から次と雨のように降ってくる。“今求められているものは何か”を的確に判断できる能力を高め、自分のリミットを取り払い、可能性を伸ばしたい。


                                                                                                                                                      2020,6,13

                                     

         

セカンドオピニオン

 当医院にお越しいただく新規の患者様の傾向としてセカンドオピニオンを求めて来院される方が増えてきている。主訴の内容は様々だが、共通しているのは主治医から納得のいく説明を受けていないことが挙げられる。説明は受けていたとしても質問を聞いてもらえないという方が本日も来院された。私も“神”ではないので全ての方に満足のいく説明が出来ているとは限らないが、その後も継続してお越し頂いている様子からは概ね理解して頂けているのではないかと推察する。問診、診査、説明では患者さんの疑問、悩みは解決できない。そこに欠けているのは会話、ディスカッションである。積み重ねた資料からプレゼンをすれば患者さんの目にも分かりやすいであろう。問題解決にすべて科学的根拠(エビデンス)が求められるのであれば、私は治療は行わない。臨床とエビデンスを繋ぐのが経験値である。経験値は単なる“勘”とは違う。

                                                                                                                                                      2020,6,12

                                              

仲間の存在

 3か月ぶりに気の合う仲間と美味しい食事をともにしながら世間話に花が咲いた。「仕事はどう?大変?みんな大変だよな‥」と、新型コロナウイルスの話題からになったが、LINEでもリモートでもない“Face to Face”は全てが自然体だ。ネット画面でも表情は見えるのだが、人は表情だけではなく身振り手振りも交えてコミュニケーションをとっているのであり、言ってみれば身体言語がリモートでは伝わりにくい。昨晩の仲間は元はと言えば当医院の患者様である。歯科医師仲間には「患者と食べに行くの?」とよく怪訝な顔をされるのだが、そんなに不思議なことなのか?切っ掛けがたまたま医者と患者という立場だっただけのことであり、コミュニケーションがしっかりとれているからこそ楽しい有意義な時間を共有できるのではないか。白衣を着ているときは先生と呼ばれても、白衣を脱げば私はただの人です。価値観を共有できる仲間の存在は、こんな時だからこそより栄養価が高い。

                                                                                                                                                      2020,6,11

                                              

真摯

「政治家って真摯という言葉をよく使うよね?」とは小学生の息子が発した言葉。真摯‥、普段から真摯な態度をとっている方ならば改めて言う必要もなだろうに!親になれば、子供の心配は尽きないものだ。親は子供の意見に耳を傾け真摯に教え導く。それに子供は付いていく努力をする。子育て、家庭教育の基本であろう。ある一部の政治家の皆さんには健全な国家観・歴史観・倫理観が欠如しているとしか思えない。尊敬の的となるような人格者たる政治家に真摯に向き合っていただきたい。


                                                                                                                                                      2020,6,10

                                              

身体の歪み

 初診の問診時に患者さんの口の動き、口唇の癖などを観察していると、口腔内を診査する前にその方の歯並び、咬み合わせがどのようになっているか、最近は見当がつくようになってきた。顔貌所見も予想される咬み合わせを診断する重要な要因ではあるが、歩き方や姿勢も重要な診査項目である。病院には様々な科が存在するけれども、人の身体は分かれていない。どこかにバランスの歪み、偏りが生じれば、自律神経系がバランスをとるように働き、身体の調節機能を果たす。歯科医は口腔内を診ることだけではなく、全身の中の口腔機能という視点で幼児から成人まで診査診断を行い、毎年資料を積み重ねていく中から将来予想される問題点を指摘することは重要なことである。咬み合わせや歯並びの乱れが全身と関係があるとの認識は世間的には乏しが、身体の不定愁訴を抱えた方にこのような話をすると何度も頷いて質問を受けることが多い。



                                                                                                                                                      2020,6,9

                                              

 咬み合せの治療トレーニングでお越しになった8歳の女の子の歯列の改善状況が早い。トレーニングを初めて約2ヶ月が経過したところだが、母親の治療に対する協力度も高く、親子のコミュニケーションも非常に良いのが良い結果を生み出す一番の要因だろう。一方で、子供だけ通院させて一切付き添わない親、そして来院されても待合室でいつも子供を叱りつけているような親の場合は、お子様のトレーニングも日々行われていないことが多い。ご家庭の事情はあるのかもしれないが、月一回、ただ歯科医院に通院していても毎日の積み重ねがなければ結果は付いてこない。10歳になれば自我も芽生える年齢だ。7つ、8つ、9つと“つ”の付く年齢のうちに、親の躾が特に求められている

                                                                                                                                                      2020,6,8

                                              

体幹トレーニング

 今朝は気候も爽やかだったので、水着マスクを装着しながら気持ちよく早朝ランを済ませた。acu placeの大饗先生から普段の身体の姿勢の崩れを指摘され、日々のトレーニングの仕方を詳しくご指導を頂いているので、ランニング前には下半身の入念な体操、ストレッチ、そして普段使っていない筋肉にスイッチを入れる動きの確認は欠かせない。この筋肉の正しい動きを意識する走り方にしてからは、身体の凝りが軽減したのは言うまでもないが、若い頃とは違って正しい身体の動きを意識する必要性を認識させられた。先日、3年生の女の子が月一の咬み合わせのトレーニングで来院されたが、無意識に下顎が左側に誘導されてしまう癖がなかなか改善されてこない。担当の歯科衛生士が床マットを敷き、足から身体全体を揉みほぐし、改めて女の子に口を閉じてもらったところ、完全ではないが正中に近づいてきた。母親からも姿勢が悪いのが気になっていたと言われたが、体幹の歪み、身体の緊張が顎ずれを引き起こしている例である。引き続き身体全身のなかの口腔という当たり前の視点に立って診断、治療を進めていく。

                                                                                                                                                      2020,6,7

                                              

誇るべき国民性

 10年ぐらい前の世論調査だと記憶しているのだが、社会をいくつかの層に分けた時に、自分がどこの階級に属すると思うかを尋ねたところ、多くの人は中産階級との答えだった(曖昧な記憶ではあるが‥)。すべてに満足しているわけではないが、衣食住は確保できていること、自分の目指す人生をなんとか過ごせていることなどがそのような意識に繋がったと思うのだが、コロナ禍の今も同じなのだろうか?先日、麻生副総理が「民度の違い」と発言されていたが、それは日本人は集団の秩序を重んじることで国の発展に貢献してきたことや、秩序を守りながらも多様性を認め主体的に行動をとることができる国民であることが今回の新型コロナウイルスの感染拡大をある程度強制力をもたなくても封じ込めている、と言いたかったのではないかと推察するが、衣食住もままならない人々が国籍を問わず世界中に増えてきている。数か月前の当たり前の社会を取り戻すためには政治家のリーダーシップも問われるが、その政治家を選ぶ国民一人ひとりの自覚も高めていかなければなるまい。


                                                                                                                                                      2020,6,6

                                              

むし歯の予防!

 昨日は語呂合わせで“むし歯予防の日”。皆さんは定期的に掛かりつけの歯科医院にてチェックアップを受けていますでしょうか?過去にむし歯の処置を受けた歯がある方は、必ず再治療の時期が来ますので、定期的に細かいところまで診査をすることが必要です。ここで一言!「むし歯の治療を行っても歯は良くなりませんよ!」。この意味が解りますでしょうか?歯を削ったその時からその歯は生涯を通して治療を繰り返す線路を走ることになります。歯を守るうえで必要な考え方は、「むし歯になる蛇口の栓を締めること!」です。むし歯の治療を否定しているのではありません。むし歯になった原因を理解する、むし歯に罹るリスクを調べる、ことなくしてどのように歯を守っていくのですか?症状が無いから歯は悪くない?ですか?


                                                                                                                                                      2020,6,5

                                              

コロナ鬱

 仕事でお世話になっている方の奥様が潔癖症であることは以前伺っていたが、この新型コロナウイルス感染が終息しないことで遂にコロナ鬱になってしまったと先日連絡を頂いた。夜も眠れず気持ちも不安定な状況が続き、精神科に掛かることになったとのこと。感染症のウィルスは身体の細胞に忍び込むが、同時にいつの間にか我々の心に忍び込んでくる。世間には“免疫力を高める‥本”なるものが沢山出版されているがのでこの際参考にしてみてはどうだろうか?但し、身体の免疫力を高めるには先ずは心の免疫力を高める必要があろう。俯くのは止めて、こんな時こそとにかく“上を向~いて、歩~るこう!”

                                                                                                                                                      2020,6,4

                                              

一億総白痴化

 通勤電車内のスマホ閲覧率はもしかしたら80%以上?と思うほど皆さんスマホと睨めっこ。電車を降車してもスマホ歩きの方も少なくない。そんなにスマホを見なければならないほどの緊急性があるのか?と当方は思ってしまうのだが、皆さんはどうお感じだろうか?先日そんな話を患者さんとしていたら、患者さんは会社の会議中にスマホを見るなと注意を受けたそうで、「メモを取っているのですが‥‥」と釈明したとのこと。世の中にテレビが普及し始めた頃に、低俗な番組がお茶の間に流れることで日本人の知的レベルが低下するのを危惧して“一億総白痴化”という言葉が生まれた。スマホを見ているだけで云々は言えないかも知れないが、とくに目的もないままネットサーフィンを続けていたり、ゲーム、SNSに時間を費やして大事な時間を無駄に過ごさないように、大人も子供も真剣に考える時が来ていませんか?

                                                                                                                                                      2020,6,3

                                              

一流

 歯科医院選びの基準は人様々かもしれないが、今であればネット検索を必ず行うのではないか?ホームページを閲覧し、口コミ評価があればそのコメントも参考にしたうえで受診を検討する。言わば“食べログ”感覚の方もおられるかもしれないが、食べログのようにワクワクしながらの評価探しではなかろう。本日は山梨県北杜市から遠路お越しになられた初診の方と、1年間根の治療を受けているが良くならないので歯科医院を探してきたという初めての方がお越しになられた。お二人の当医院に初めてかかる際の不安な気持ちをHPは取り除くことができたのだろうか?お二人の当医院への期待を越える満足を提供できたのだろうか?人のすることに絶対などはない。しかしプロである以上は全てにおいて完璧を目指したい。恩師の言葉を思い出す。「二流を目指すなら、一流を目指さないと二流にはなれない。」

                                                                                                                                                      2020,6,2

                                              

良識ある行動を!

 衣替えの季節になったものの、温暖化の影響もあり季節感が薄れてきた感じがある。以前であれば5月に30℃を超えるようなところは日本の各地ではなかった。“50年に一度の大雨”など天気・気象を報じる表現もいつしか変わってきた。近年の気象災害の規模は予想できなくなってきており、毎年どこかで甚大な被害を被っている。決して当たり前にはなっていないが、そのようなニュース報道にも驚かなくなってきた。新型コロナウイルスの感染報道もマスク装着の外出姿も当たり前になってしまうのか?緊急事態宣言は解除されたものの、我々の安心、社会の閉塞感はなくならない。3密を避け、マスク着用は我々の義務と心得、新型コロナウイルス撲滅まで個々の良識ある行動をとろう。

                                                                                                                                                      2020,6,1

                                              

人間学

 歯科医師は基礎医学、臨床医学を日々学んでいれば患者さんに満足される医療を提供できるのでしょうか?答えはNOである。経営の神様と言われた松下幸之助さん、現在で言えば宗教家でもあり経営者でもある稲盛和夫さんの著書を約20年ぐらい前から繰り返し読み返しているが、お二人の共通した考え方は(私が勝手にそう思うだけだが)およそ会社経営というのは顧客にサービスを提供する事業を展開することであり、人間の組織をマネージメントすることになるので、人間のことが分かっていなければ経営は成り立ちませんよ、ということである。私にとってそれ以来“人間学”が永遠のテーマになっており、今の職業を極める上でも重要な要素である。なぜなら、私の言ってみれば培った文化が当医院の診療・経営方針に色濃く現れてくるからだ。“歯医者は歯だけを診ていればいい“のであればAIに任せよう。医療従事者としての感性はますます重要になるだろう。幅広い分野に親しんで教養を深め、各人の感覚や感情を見つめて感性を磨いていくことが求められている。

                                                                                                                                                      2020,5,31

                                              

大事なのは教養ではなく修養!

 「今の7歳児の読書量が20年後のイギリスの立ち位置を決定する」とはブレア元首相の当時の言葉だ。政治家のみならず、どのような国、社会を創っていくのかを意識し続けることを国民は忘れてはならない。そのために今すべきこと、必要なことは何か?国、社会、会社などは兎角自分の外にあるもの、あまり関係ないと思っているようでは“人”が成長しない。国を構成しているのは様々な組織の一人ひとりの集合体だ。各人が与えられた役目を果たすことが社会のためになり、国が一つになることに繋がる。新型コロナウイルスの感染者数が再び増加傾向にある。国民に引き続き求められるのは高い意識と大人から子供まで修養という姿勢ではなかろうか。

                                                                                                                                                      2020,5,30

                                              

きっと世の中に必要とされる‥‥

 月一回のトレーニングで通院中の女の子の表情が明らかに明るくなった。状況説明を終えて診療室を後にする母親の肩をそっと叩いて“表情が変わりましたね!よかったね!”。歯科医師としてではなく、同じ子を持つ親として本当に嬉しい。子供の笑顔は何物にも代えがたい宝物だ。当医院に咬み合わせのトレーニングで通院されるお子さんが昨年から増えおり、本日も6歳のお子様の咬み合わせ相談の初診の親子がお越しになられた。きれいな上下乳歯列が並んでいるが、歯間に全く隙間がなく、これでは永久歯が生えそろわない。「小さな顎に大きな歯が並ばない」のではなく、なぜ顎が成長しないのか?を親御さんには考えていただきたい。これは歯だけではなく、子供が大人になった時の身体の不定愁訴を引き起こす要因を取り除くために行っている、10年、20年先を見据えた健全な身体の成長発育を促すために必要なトレーニングである。呼吸は鼻呼吸でするものであり、口呼吸であるならば子供に限らず改善が必要です。悪くなってから治療を行うのではなく、悪くならないような環境作りをするのが医療人としての務めである。

                                                                                                                                                      2020,5,29

                                              

当たり前の自由が‥‥

 今のご時世、アルベール・カミュのペストを読まれた方も多いのではないかと存じますが、NHKの100分de名著のテキストの中で学習院大学の中条先生が次のようなことを記載されていた。「新聞を開けばまず経済のことが目に入るし、お金をどう儲けるか、どう裕福になるかということばかりに言及する世界になってしまっている。娯楽はあるけれど、文化よりも物質的な繁栄にしか関心が向いていない。では、そういう世界は何が脆いかというと、お金という目的がなくなってしまったときに、どう生きるべきかが分からなくなるということです。」今の皆さんは如何ですか?緊急事態宣言によって仕事もできず、収入も途絶え、今までの日常の当たり前が一変し経済だけではなく精神的な余裕もないこの状況は、人によっては少し先のことすら考えることを消し去ってしまうのではないか。中条先生の言葉を引用させて頂くと“天災が存在するかぎり、誰も自由になれないのだ。”ということが腑に落ちた。

                                                                                                                                                      2020,5,28

                                              

日本人の底力を!

 再び北九州で新型コロナウイルスの新規感染者が増加し始めている。第2波か?収束させなければならないが、国民一人ひとりができる限りのことをしたうえで感染が拡がっているのであれば、ワクチンと新薬が開発されない限り、やはり新型コロナウイルスを封じ込めることは不可能なのだろうか?総理大臣も役人も様々な職場の人達も子供達も精一杯辛抱努力している。精神論だけでは乗り切ることはできないことは承知しているが、ここは忍耐力も試されている。“もう限界だ!”誰もが叫びたい。新型コロナウイルスとの戦争に降伏するわけにはいかない。日本人の底力を見せようではないか。


                                                                                                                                                      2020,5,27

                                              

タイムスリップ

 ふとした時に、過去に旅したところの情景を思い出すことがある。私が20代の頃にスイスの山々をトレッキングしたあの場所はそろそろ高山植物も咲き始めるころだろうか?などと一瞬頭に浮かべ日常の忙しない時間から離れることができると、その時間に暫く浸っていたくなる。山で感じた澄んだ空気、遠くから聞こえてくる放牧された牛のカウベルの音、すれ違いざまに交わす異国の人たちとの挨拶。アルバイトで貯めた小遣いを、2ヶ月のバックパッカーに注ぎ込んで回ったヨーロッパの旅が懐かしい。


                                                                                                                                                      2020,5,26

                                              

抜歯してインプラント治療??

 他院で右下の大臼歯の根管治療を受けていたが、症状が無くならないうえに歯根にヒビが入っているので抜歯してインプラント治療を検討してくださいと数回通院したところで主治医に言われ、納得が行かなくて歯科医院探しをしていた方が3ヶ月前にお越しになった。診査したところ根管にはクラック線を認め、歯肉も腫れている。抜歯という手段はあくまで最後の最後であり、あらゆる手を尽くしたがどうにも良くならないのであれば仕方がないが、当医院での通常の根管治療と根管内の補強処置などを行い、治療用の仮歯で暫く生活をして頂き、歯に負荷をかけても問題がないことを患者さんにも確認して頂いてから最終的な被せ物を装着する時期を決め、先日クラウン(最終的な被せ物)を装着した。患者さんとしてはこれで治療が完了したとの思いだろうが、治療をさせて頂いた側としてはこれからの予後が評価の分かれ目になるだけに、気が抜けない。“木を見て森を見ず”なる言葉があるが、この患者さんの口腔内をのぞくと他の大臼歯にもクラック線を認め、一本は抜歯されてインプラント治療がされている。ということは、当医院で治療をした歯のみならず、他の歯の悪くなった根本的な原因は共通していることがあり、それを理解することなく治療だけを繰り返し受けることは、長期的には自分の歯を失うことに繋がると信じて疑わない。そのことを患者さんが理解するためには、医療提供者側の根気ある説明が必要であり、それに対する質問があって初めて治療についてディスカッションができるのであり、納得した治療を受けるうえでは当然のことである。


                                                                                                                                                      2020,5,25

                                              

子供の歯列矯正治療

 小学低学年の男の子が毎月千葉から親御さんと一緒に治療でお越しになり、昨日もこの1ヶ月間のトレーニングの成果を確認した。結果は課題の殆んどをクリアできていなかった。歯列矯正治療というと歯にワイヤーを装着したり、今ではマウスピースを歯に装着して歯並びを改善させることを思い浮かべるかもしれないが、それらはメカニカル的な手段を使って歯並びを揃えるのであって、歯並び、咬み合わせが悪くなった原因にアプローチした治療ではない。歯並びが悪くなる原因は軟組織の問題であり、口呼吸と異常嚥下による舌を含めた口腔周囲筋の習癖を改善する必要がある。身体の成長過程にある子供たちは、間違った機能を獲得してしまうとそれらが歯だけではなく顎顔面骨格の正しい成長を抑制し、身体の歪みまでも引き起こし、成人になってからは原因不明の不定愁訴を抱えることにも繋がりかねない。10年、20年先を見据えたトレーニングを子供達には頑張って欲しい。


                                                                                                                                                      2020,5,24

                                              

日本独自の文化

 ゴールデンウイーク明けから2週間経過後の新型コロナウイルス新規感染者数の増加が心配されていたが、緊急事態宣言が解除されるなど劇的にと言ってもよいのではないかと思うほど感染者数が減ってきている。欧米やその他の国々のように法律で強制させられるのではなく、自粛要請でこの状況をもたらすことができたのは、多くの日本人にある自制心の賜であろう。歴史を遡れば、明治維新によって近代化をしていくなかで、どういう方向に変わっていけばいいのか、当時の人にはなかなか見えにくかったなかで、岩倉具視らの欧州視察や、中村正直の「西国立志論」によって時代の空気ともマッチして、西洋に追いき、追い越せという社会的な風潮とともに西洋文化が我が国にも広がり始めた。今のコロナ禍において、日本が欧米諸国よりも感染率が低く抑えられているのは、西洋文化を取り入れながらも日本独自の文化をしっかりと守ってきているからではないか?“欧米気触れ”なる言葉は今の時代耳にしなくなったが、キスやハグが当たり前にならない日本だからこそ、感染拡大を抑え込めるのではないでしょうか?マレーシアのマハティール元首相がよく日本人記者に語っていた「日本人はもっと自分たちに自信を持つべきですよ。アジアの国の中には日本の政治を悪く言う政治家もいますが、それはアジアのごくごく一部の国であって、多くの国は日本、日本人を尊敬し、お手本にしています。」という話が思い出される。


                                                                                                                                                      2020,5,23

                                              

冷感マスク

 先日もマスクのことに触れましたが、これからの季節「冷感マスク」なるものが市場に出てくるであろうことは多くの方も予想されているでしょう。スーパーで使われる保冷材をマスクに挟んで使えたら長時間は無理かもしれないが、需要はあるのではないか?なんてことを考えていたら早くも商品化したメーカーがあるではありませんか!山形県山辺町の自動販売機にお目見えした、保冷剤を詰められる「冷やしマスク」なるものがニュースになっていた。新型コロナウイルスの終息を祈りながら今年の夏は“クールビズ”に加えて“マスククール”で予想される猛暑を乗り切るか!

                                                                                                                                                      2020,5,22

                                              

筋膜リリース

 皆さん、「筋膜リリース」なる言葉をご存知でしょうか。日頃から運動をされている方であれば身体の張りや凝りが生じたときの解消法を探す中で辿り着いた方もおられるかも知れないが、日常生活やエクササイズを楽に行うためには、顔からつま先まで全身に広がっている筋膜を効率的に動かすことが必要であり、筋膜リリースをすることで、筋肉のこわばりや張りを解消し、質のいい筋肉を維持することが可能になるそうだ。実際に行ってみると身体の凝りが解消され、日頃の偏った姿勢を正すいい切っ掛けになった。ネットで何でも調べることは可能であるが、正しいやり方はやはりプロのトレーナーに教わるべきであり、我流で取り組むのは身体を痛めることにも繋がるのでご注意を!

                                                                                                                                                      2020,5,21

                                              

医療コミュニケーション

 私が20代の頃、新聞の紙面でいろいろな調査にある「あなたにとってよい医師とはどんな人ですか」という問いに共通する答えは「話すことをきちんと聞いてくれる人」「コミュニケーションが取れる医師」ということが載っていた。当時私は臨床医として駆け出しであり、すべてのことを吸収する思いで日々を過ごしていたので、この記事を読んだ時のことを今でも鮮明に記憶している。これらは医師である前に人として社会生活を営んでいくうえで当たり前のことではあるのだが、この基本的なことが身に付いていない医師、社会人が世の中に産出され始めた頃だったのだろうか?先日、メーカーからのDMに「患者さんへのコンサルテーションの極意!」なるものが送られてきた。不要なので開封もしなかったが、マニュアル人間ではいつまで経っても「患者の気持ちがわかる医療人」にはなれない。聞く、書く、話すというコンサルテーションのさまざまな局面で、常に他者を意識する習慣を身につけることが重要なのではないか。今日も治療の相談と説明で1時間近く時間を要したご夫婦がお越しになられたが、必要なのはセルフモニタリングができる能力。常に自分を客観視できる人でありたい。

                                                                                                                                                      2020,5,20

                                              

洒落たマスク!

 先日、定期メンテナンスでお越し頂いている患者様から手作りマスクをプレゼントされた。街中を行き交う人々のマスク姿の中にもお洒落なお手製マスクを見かけるようになったが、頂いたマスクも大変素晴らしく、使用するのが勿体ないぐらいである。我々医療従事者が手に入れたいLEVEL3のマスクは生憎手に入らないが、マスクで個性を発信する時代になるかも?これからの蒸し暑くなる季節、ネット上では“冷感マスク”なるものが登場してきたが、アイデア次第で思いがけないヒット商品が皆さんの中から生まれるかも知れませんね!

                                                                                                                                                      2020,5,19

                                              

鼻うがい

 ウイルスが最初に感染を起こす部位は鼻咽腔です。発症するまで平均5日の潜伏期間がある新型コロナの場合、たとえウイルスを吸い込んでも毎日「鼻うがい」をすればウイルスが細胞に取り込まれる前に洗い流すことができる可能性があります。痛くない鼻うがいの仕方については当医院HPのリンク先“日本病巣疾患研究会”にアクセスしてください。

 今日の通勤時にマスクを掛けていない人とすれ違いました。うっかりマスクを忘れたのか、気が緩んで大丈夫だと思い込んでいるのか?何れにしても新型コロナウイルスが消滅したわけではないですから、暗黙のルールは守りましょう!

                                                                                                                                                      2020,5,18

                                              

生き方

 開業前のこの時期にオーストリアのハイリゲンシュタットを訪れ、緑あふれる小川沿いの道を散策したことがある。ベートーベンが「田園」の想を得たところで、ワインも美味しい地方である。先日指揮者の小林研一郎さんの記事を目にして、以前小林さんの指揮する「田園」を聴いたことを思い出した。情熱的な小林さんのタクトはオーケストラだけではなく聴衆までもベートーベンの世界へ導く。小林さんは雑誌の対談の中で、「太平洋に小さな小舟を漕ぎ出して、どこまで行っても水平線しかない。近づこうとすればするほど、さらに水平線が遠のいてしまうという、いまもそんな感覚で生きているんです。この地球はベートーベンという素晴らしい人物を250年前にこのちきゅに誕生させてくれた。そのために僕たちはその後を追うことができるという喜びが、常に心にありますね。」と語っていた。常に新しい感動を得て自分をクリエイトしている方の生き方は美しい。

                                                                                                                                                      2020,5,17

                                              

歯の治療経験

 初診でお越しになられる方の共通項として、ご自身の歯の治療歴をほとんど正確に覚えていないことが挙げられる。大事な身体の治療を受けたにも拘わらずである。当の私はどうかと言えば、大学入学以前は何箇所か治療を受けたことはあるが、当時の治療内容までは覚えていない。覚えているのは、歯科医院の独特の匂いと、痛みを我慢しながら治療を受けたということぐらいか?歯科大学入学以降は治療もなく、当たり前かもしれないが口腔内の状態は健康を維持している。ではなぜ歯科に関しては治療歴があるにもかかわらず、正確に記憶していないのか?一言でいえば“意識の低さ”であろうが、歯科医療者側の診療体制にも改善すべき点が多々あろう。当医院に来院される皆様には、私の治療履歴や経験が役に立っていると信じたい。

                                                                                                                                                      2020,5,16

                                              

歯並び・咬み合わせの治療

 歯並びの乱れ、上下の咬み合わせのずれを抱えたまま成人を迎えると、口腔内以外にどのような影響を及ぼすと考えられるのか?咬み合わせの平面をX軸、脳頭蓋を支えている頸椎をY軸とすると、X-Y軸の交点に相当する第二頸椎に掛かる重心の偏位から首回り、肩の凝りが生じやすくなる。誰もが症状が出るわけではないが、自律神経が身体のバランスを整えようとして姿勢のバランスとり、呼吸がし易いよう気道を確保広げるために顎を前方に位置させたりする。しかし、適応の裏には代償という生体反応があると考えるべきで、人によっては40、50歳代になってそのしわ寄せが身体の各所に症状を引き起こす。当医院の患者さんの例では、「ある時から腕がしびれてきて雨戸が開けられなくなった」、「腰痛を繰り返している!」など。そのような方は機能的矯正治療や咬み合わせの高さを調整(歯を削るのではない)をすることで、抱えている不定愁訴が改善する方がいる。但し、このような症状が出てから行う治療は下流医療であって、すべきは上流医療、言ってみれば症状が出ないように、子供の時に歯並びを乱す原因の軟組織の口腔周囲の筋機能癖を是正するトレーニングを行うことが求められる。当医院の子供たちの治療は矯正治療ではなく、不正咬合や顔面成長に影響を与える軟組織に対する処置です。子供のやる気が治療結果に大きく作用します。

                                                                                                                                                      2020,5,15

                                              

スマホ漬け!

 道を歩いているとスマホ人間とすれ違い、駅においては電車待ちの9割以上の人がスマホと睨めっこ。そして電車に乗ればスマホ画面を開きながら夢見る人も。世の中新型コロナウイルスだけでなく、スマホ感染症になっていませんか?スマホが無くなったら現代人は生きていけない?至極便利な代物ではあるが、その使い方を考え直してみては?瞬時に知りたい情報を得ることはできるが、いくら情報を搔き集めても身になる知識まで高めることは出来ていないのでは?もっと自分の潜在能力を生かして、スマホでは得られない充実した日々を過ごそうではありませんか!我々の脳は全体の3%しか使われていないとはあの湯川秀樹博士の言葉だったか?

                                                                                                                                                      2020,5,14

                                              

私の恩師

 開業するまでお世話になった恩師が都内で開業されているが、今日はその恩師の治療で久しぶりに診療室を訪ねた。私が勤務している時から師匠は治療技術の向上に余念がない方ではあったが、現在もバージョンアップされており、今日も後輩である私にいろいろとご指導を賜った。歯科治療においては治療器具も日進月歩しており、ハード面においての環境を整えていくことは欠かせないことではあるが、それ以上に現状に満足しない飽くなき向上心の衰えのないところに敬服する。高校時代はラガーマンとして国体代表チームの主将も務めたスポーツマンであり、常に周囲に目配り気配り心配りを忘れない方である。患者さんはそのような先生の人柄に信頼を寄せ、安心して治療を受けられているのであろう。歯科医師としては勿論ではあるが、一人の人格者としての姿に背筋が伸びる思いがした。

                                                                                                                                                      2020,5,13

                                              

私の隠れた名トレーナー

 私は毎月身体のメンテナンスを兼ねてトレーナーの先生のところに通っている。当ホームページにもリンクさせて頂いているacu placeの大饗(おおあい)先生のお世話になっているのですが、毎回施術前後では全く違う身体になる。当たり前?と思う方もおられるかもしれないが、先生の診断力と身体の不調和の原因説明の的確さには毎回恐れ入る。長年の習癖、体幹の歪みを数回の治療で完全に良くなる(元の状態に戻るという意味で)ことを期待するのは無理があるかも知れないが、なぜその様な状態になったのかを知ること、理解させて頂けることは、これから先の自分の身体をケアしていく上ではこの上ない喜びであり安心である。新型コロナウイルス感染拡大によって室内トレーニングをされている方も多くおられるかもしれないが、間違った身体の動かし方は危険である。先ずは自分の身体を知ることから始め、状態にあったトレーニングを継続することが、心身ともに健康を維持する秘訣であろう!歯のチェックアップだけではなく全身のボディコントロールも忘れずに!

                                                                                                                                                      2020,5,12

                                              

学び

 「もし20歳の頃に戻ることができるなら、先生は何をしたいですか?」と唐突に患者さんに聞かれた。「ハーバード大学に留学してみたいですね!入れないでしょうけど(笑)!」。なぜハーバード大学なのか。理由の一つは自分の接したことのない価値観の違う人たちとの交流だろうか。ハーバード大学でなくても構わないかも知れないが、以前当医院の患者様の身内の方がハーバード大学に留学していてその方の話の内容に興味があったということが大きな理由である。「一つのクラスに様々な人種、多様性が体現されていて、一つのテーマに各々が意見を出し合うだけで、ものすごく刺激を受けて、自分の視野の狭さに驚愕した、固定概念が崩れていくようだった」とその方の義理の弟さんが仰っていたと語ってくださった。今までの人生経験から来る反省もあるので私は今、より貪欲に学びたい。何も留学だけが学びではないが!

Your hard study will build a rainbow bridge to your brilliant future!

                                                                                                                                                      2020,5,11

                                              

朝鍛夕錬

 当医院では歯科衛生士の1名の募集を年明けから行っており、数名の方が面接と診療の見学にお越しになられたが、当方としては何か物足りなさを感じて採用をお断りさせて頂いている。勿論今すぐにでも人員は欲しいことに変わりはない。社会人は学生とは違いお金をもらう立場になる。どんな職業に就こうとプロフェッショナルである。その自覚が足りていないのでは?経験の浅い頃は自信を持てないものだ。初めから何でもできる人間なんていない。それでも自分なかにテーマをもって日々精進していれば、見えないものが見えてくる。よき先輩の真似をするときには、その形ではなく、その心を真似することが肝要だ。志のある歯科衛生士よ来たれ!

                                                                                                                                                      2020,5,10

                                              

むし歯の治療?

 先日、むし歯が出来たみたいなので治療をお願いしたいという小学生と親御さんが来院された。診査したところ複数個所むし歯の箇所を認めた。先ずは状況を説明するためにレントゲン画像と口腔内写真を使って説明を行い、続けて歯を削るということで歯は良くはならないということを、開業以来蓄積した患者さんの画像などを使って約30分近くプレゼンをさせて頂いた。この子の歯を生涯にわたって守るためには口腔内のむし歯のリスクを減らしてコントロールすることであり、そのためにはむし歯のリスク検査が必要だということを理解して頂き、親御さんの同意もあり、本日そのリスク検査を行う準備をしていたのだが、診療室で確認をしたところ「検査はしません」とのこと。子供には罪はないが、親の姿勢には呆れてしまう。当の本人は歯の治療を繰り返して何本も失っているのに、同じ経験を子供にもさせたいのか?このブログをお読みの方に誤解のないように説明を加えますが、初期のむし歯であれば、口腔内のむし歯のリスクを減らしコントロールさえ継続できればむし歯の進行を抑えることができます。歯を削った時点で延々と生涯にわたって治療を繰り返す線路を走り出すことになります。歯医者の仕事は歯を削ることではなく、歯を削らないような環境を整備すること、情報を提供することです。究極は、世の中から歯医者がいなくなることかもしれません。

                                                                                                                                                      2020,5,9

                                              

知識・見識・胆識(2)

 通院でお越しいただいている方から「先生のブログのなかで知識・見識‥‥?」ってありましたけど最後の「‥‥」?はどういう意味ですかと質問を受けた。僭越ながら解説をさせて頂いたのだが、知識・見識・胆識の3密ならぬ3識には数年前にある書物で出会った。知識というのは初歩的なものであり、知識がなければ物事の判断ができず判断力が欠如する。この判断力のことを見識といい、見識の次に実行という段になると肝っ玉というものが必要になる。これは実行力であり、このことを胆識のある人という言い方をします。従って知識だけ詰め込んで頭でっかちであってもその知識が結びついて役に立つ見識にまで高められないと良識のある人とは言われないだろうし、見識の上に立って実行を伴うことでまともな社会生活を営むことができることに結び付くということだと思います。

                                                                                                                                                      2020,5,8

                                              

院内感染予防対策

 当方は明日から診療を開始するが、緊急事態宣言は5/31まで延長された。当医院の定期メンテナンスでお越しいただいている方々には症状が無ければ予約を先に変更させて頂いているが、その変更もどれくらい先にすれば良いのか見通せない状況だ。現在治療中の患者さんは区切りの良いところまでは進めるしかない。都内の感染者数は38人と4日間連続で二桁との報道であるが、果たして38人の分母は何人なのだろうか?歯科医院での感染リスクについて民放TVで報道されていたと先週患者さんから伺ったが、その方からは“先生のところ全ては個室になっているし、こう言っちゃ何だけど、患者さんは多くないから安心でしょ()”と言われた。新型コロナウイルス感染拡大の前後において当医院の感染予防対策は何ら変わっていません。

                                                                                                                                                      2020,5,7

                                              

心の乱れ

 ゴールデンウイーク中に部屋の整理整頓や断捨離を行っている方も多いのではないでしょうか?私もその一人であり、半日かけて机、本棚回りの景観を良くした。机に至っては半分近く積読状態の本で面積を奪われ、机のCPUが低下していた。スッキリした机を前にして、以前あるテレビ局が甲子園球児を取材した番組の中で球児達の寮の部屋が映し出されていたが、あまりにも室内が綺麗になっているので取材のために掃除されたのかとの質問に主将が「いえ違います!部屋の乱れは心の乱れに繋がるので普段から整理整頓には気を付けています。」と答えていたのを思い出した。昔の同じ高校球児としてお恥ずかしい限りである。

                                                                                                                                                      2020,5,6

                                              

知識・見識・胆識

 今日も新型コロナウイルス関連のブログになってしまう。新聞の一面、ネット、TVとあらゆる情報の媒体の挨拶代わりが新型コロナウィルス感染症だ。故郷や行楽地の人出の昨年比は80~95%減、新幹線に至っては一車両に一人の乗車との報道も。強制力も罰則もない自粛要請でこの数字を残せるのは世界を見渡しても日本しかできないのではないか?我々はもっと日本人としての誇りを持とうではありませんか?しかしである。この誇り高き日本人とは異なる自己中日本人が多くいることも現実である。日頃から、知識、見識、胆識のある行動生活が求められる所以である。

                                                                                                                                                      2020,5,5

                                              

マスクラン!

 気候的には過ごしやすい季節になってきた。皆さんお住いのエリアでも同じ光景が見られるのではないかと思いますが、マスクを付けたランナーが増えましたよね!私は毎年冬の季節は喉を冷気から守る意味でマスクを装着して走っていましたが、気温も20℃を超えた状態でのマスクは正直呼吸が苦しく感じる。そうでなくとも息苦しい日常生活なのに、爽やかな外気を吸いながらランニングはしたいものだ!ただ、この“マスク装着ラン”は悪いことばかりではない。呼吸の観点から一言申し上げると、高地トレーニングに相当する効果も期待できるのだ。但し、口唇を閉じて鼻で呼吸が基本である。ランのペースを落としてでも構わないので、チャレンジしてみては!(結構くるしいですよ!)

                                                                                                                                                      2020,5,4

                                              

子供の成長

 大型連休も後半の方もいれば折り返しの日に当たる方もいよう。当方は今日から連休のはずだったが、昨晩矯正治療中の患者様から装置が取れてワイヤーが歯肉に当たっているとの連絡を受け、今朝方診療室に出向いた。例年なら旅行か少し遠出をして直ぐには治療もできないが、今年は怪我の功名とでもいうのか事なきを得た。成人矯正は治療はともかく、子供の矯正治療は身体の成長、顎顔面骨格の正しい成長を促すことによって歯が顎骨に収まるように誘導することが当医院の治療方針なので、1ヶ月という期間は子供たちにとっては精神的な面だけではなく身体の成長にとっても後戻りのできない貴重な時間である。いつも以上に家族で起床時間に気を付け、メリハリのある一日を過ごして久しぶりの登校の際には担任の先生に元気な姿を見せましょう!

                                                                                                                                                      2020,5,3

                                              

良識

 世界の新型コロナウイルス感染者数は増加の一途をたどっているが、日本の新規感染者数は幾分下降線を描くようになってきたのか?公表される感染者数は果たしてどこまで実数に近いのか?疑ってしまえば切りがない。東京都の感染者数も二桁と三桁を行き来している有様だ。「自粛って何ですか?」と河川敷でバーベキューをしている輩を見たら皆さんならどのような感情が湧きますか?日頃から相手のことを念頭に置きながら仕事や生活をしているのであれば、おそらく「皆が我慢しているのに自分勝手な‥‥」と思う方が多いのではないか。自粛要請は法律で強制されるものではないが、仮に法律で規制をしたとしても必ず法の抜け道はある。今我々には良識の有無が問われている。何も難しいことではない。常に相手のことを思って行動するだけのことだ!

                                                                                                                                                      2020,5,2

                                              

総合歯科!

 5月最初の初診患者さんが来院された。他院で抜歯しかないと言われどうしても抜きたくないとの思いからお越しになられた。今まで歯科治療のために何十年も歯科医院通いをされていたにも拘わらず、口腔内の状態は改善されていないどころか悪くなっているようにも診受けられた。根本的な原因を取り除くことが医療のはずだが‥‥。「歯を抜いたらインプラントでしょうか?」と質問を受けるが、インプラントは決して歯の代わりにはならないというのが私の一貫した考えだ。誤解して欲しくないのだが、咬めるようにはなるかも知れないが歯の代わりではない。長所があればデメリットもある。ここまでに至った原因を知ること、これから先どのような治療をすることがベストではないかも知れないがベターなのかを患者さんの頭でしっかりと理解するまで待つことも治療には必要だ。咬み合せ、歯周病、むし歯にはそれぞれ原因があり、お互いがリンクして口腔内の環境が悪化します。ドクターに言いなりの治療を受けることが決してベストだとは限らない。先生と納得できるまで話をしてから治療を受けるのが基本ですよ!

                                                                                                                                                      2020,5,1

                                              

COVID-19

 新型コロナウイルスの感染拡大は一進一退である。ニュースやネットで公表される感染者数にいつの間にか慣れてしまった感があるが、緊急事態宣言の意味をしっかりと理解する必要がある。どれだけ病原体が伝播しやすいかを表す数値として基本再生産数があるが、1人の感染者から10回伝播した場合の患者数を示している。この数値を小さくすることが今求められている。もっと詳しく知りたい方はネットで検索して調べて頂きたい。4/7に発令された緊急事態宣言の目的は、この数値を下げて感染拡大を阻止し、欧米のような医療崩壊を防ぎ、感染の爆発(オーバーシュート)を予防することであり、感染の収束ではない。有効な治療薬ができてワクチンができない限りはウィルスの根絶にはならない。天然痘を克服できたのは、世界中からウィルスを根絶できたからだ。新型コロナウイルスとの闘いはまだ始まったばかりだと認識しなければならない。

                                                                                                                                                      2020,4,30

                                              

 今日の予算委員会における野党の元文部大臣(女性)の質問には呆れてしまう。なぜあの方が国会議員をされているのか?批判をすることが野党の仕事だとお考えなのだろうか?政治であろうと会社であろうと組織の中での議論は建設的なものでなければならない。“人との接触を少なくとも7割、できれば8割下げていただく”の政府要請は、どうみても達成されていない。それは安倍総理の問題なのか?

「命も要らず名も要らず、位も金も要らない人は、始末に困るものである。しかしそういう始末に困る人でなければ艱難を共にして国に大きな貢献をすることはできない。つまり、無私無欲で己を捨てて他人や大義のために尽くすことのできる人物であり、その背景には、志の高さ、強い信念、勇気、誠実、慈愛の心など、いつの世でも何処の国でも求められる普遍的な美質がある。」

今、求められている政治家はこのような人物像ではないか?と泉下の西郷どんに尋ねてみたい。  

                                                                                                                                                      2020,4,29

                                              

ゴールデンウイーク

 朝の陽ざしが随分と眩しくなってきた。例年ならゴールデンウイークを前にして連休の予定を考えるだけで非日常を味わえて気分も高揚してくるようなものだったが、今年は社会情勢が一変し、朝から晩まで新型コロナウィルスが頭から離れない。カレンダーの朱色の日付が四日連続で並んでいるのを見ても、“あっ、ゴールデンウイークか!”ぐらいの感覚だ。行楽地でも“お願いですから来ないでください!”の声。ため息をつくと幸せが逃げていく、笑顔は幸せを引き寄せる。こんなときこそ普段より笑顔を心掛け、笑顔の多いゴールデンウイークを過ごしましょう!     

                                                                                                                                                      2020,4,28

                                              

オンライン生活

 世間ではテレワークが当たり前になった感があるが、仕事の成果や効率はどうなのだろうか?当医院においても先週末参加予定のセミナーがPCを使って行われたが、会場におけるセミナーとの違いはないかと言えば、参加者全員の表情が見えることか?小中高においても学校によってはすでにオンライン授業が行われている。教室では黒板を診ながら授業を受けることから授業中に友達の顔、表情を見ることはないが、オンライン授業ではクラスメイトの表情を見ながらの授業になっているとしたら、普段とは違った新鮮味もあるのか?毎日決まった時間に通学、出勤することで生活のリズムをとっていたものが、在宅ではメリハリが無くなって集中力が低下してしまわないのか?早くコロナ騒ぎを早く終息させて、五感を働かした生活環境を取り戻したい。                   

                                                                                                                                                      2020,4,27

                                              

アベノマスク

 布マスクの配布が始まったが、衛生管理が行き届いていないような工場で生産されたようなマスクが出回っているのはどういうことなのか?かび、髪の毛の混入など以前の日本のモノづくりの現場では到底考えられない恥ずかしい事態だ。但し、報道によれば生産している工場は日本の委託している中国の工場とのこと。スペインでは大量に中国から購入した人工呼吸器があまりにも粗悪品が多いので送り返したとの報道もあった。いつまで中国と付き合うのか?全世界の指導者は、良識ある人、良識ある国家との外交関係の樹立を再構築すべきことに舵をきるべきではないか?経済中心の考え方が、人間の判断基準を歪めていることに気付いているはずだが‥‥                           

                                                                                                                                                      2020,4,26

                                              

当たり前の日常

 新型コロナウィルスの感染拡大が一向に終息する気配がない。それどころか岡江久美子さんの命もあっという間に奪ってしまった。いったいこのウィルスは何様のつもりだ!日常のすべてが変わってしまった。我々の心の様相も変わってきてしまうのか?いや既に変わっているのにそれに自分が気付いていないだけなのか?ごく当たり前の日常がどれほど幸せだったのかを思い知らされるコロナ禍である。ニュースでは新幹線の乗車率がゼロ%との報道も。政府の一層厳しい外出自粛要請が出ているが、今年の大型連休は“Stay home”しながら、今までの日常が果たして正しかったのかを見つめ直す機会にしてみたい。                               

                                                                                                                                                      2020,4,25

                                              

役に立つ学問とは

 東奥日報のコラムに「官僚とだけ話をしているいと、理屈でしか考えなくなるから世の中の空気が分からなくなる」と安倍総理が周囲に吐露したと掲載されていた。そう言うことなんですよ、安倍さん!と多くの国民は同感するのではないか?官僚の方々も国のため使命感を背負って仕事をされているとは思うが、どこかで自己保身的な仕事をされている方もいるのではないか?官僚になるぐらいだから頭もそれなりに良いのだろう。しかし、身につけた知識や学問が実社会で役に立たなければ何の意味もない。感性も大事でしょ!諭吉先生は言ってましたよ、「一生懸命にやるべきは、普通の生活に役立つ実学である」と。

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,24

                                              

PLAYBACK!

 “If I wasn't hard,I wouldn't be alive.If I couldn't ever be gentle,I wouldn't deserve to be alive.”

どんな時代であろうと生き抜くためには覚悟が必要である。すべての答えは自分の心にある。若者諸君!自分が良いと信じる方向へ向かって前進せよ!

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,23

                                              

ランナー

 5年ぐらい前から健康維持のためにランニングを継続しているが、最近はめっきり月間の総距離が減ってきた。当医院の患者さんにも結構ランナーがいるのだが、皆さん全国のフルマラソンに参加してそれなりの成績を収めている。皆さん身体が引き締まっていかにも運動してますと言わんばかりの体型だ。新型コロナウィルスの感染拡大と私のランの減りとは直接は関係はないのだが、気が滅入っているわけではないのにどうもテンションが上がらないのは潜在意識に感染拡大と仕事のことが頭から離れないからだろうか?予約患者さんのキャンセルの電話が入った。“熱は全くないのですが、のどがちょっと痛いような気がするので念のためキャンセルさせてください。私のことで先生や医院に御迷惑をお掛けしては申し訳ないので!”。こちらへのお気遣いには感謝申し上げる。お互い何とか感染を防ぎたいものだ。免疫力向上を図って今日は久しぶりに爽快なランを楽しんだ。とは言っても“マスクラン”だったが‥‥

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,22

                                              

遅刻、無断キャンセル

 遅刻をする方は必ずと言ってもいいほど5~10分遅れて来院される。こちら側も“あっ、また遅れてくるかな?”と思うわけではあるが、良い気分ではない。予約時間を20分も過ぎたら“今日は無断キャンセルか‥‥”と次の患者さんの準備に取り掛かった頃に“遅れてすみません!”なんて言って待合室に入ってくる。皆さんはどうお感じになられますか?私の感想は‥‥緊張感が全くない。遅刻をしてしまうのは、どこかで仕事や相手への敬意を欠いているからではないか。歯科医院への通院は人によっては複数回になるので、たまには遅れることもあるかも知れない。しかし、無断キャンセルはどうだ?今日も一件無駄な1時間を過ごさせて頂いた。無論、無駄な時間などこちらには存在はしないのだが!

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,21

                                              

自立自助

 最初にこの言葉を目にしたのは私が浪人生活の頃だった。大学受験の失敗を繰り返し、自信を失いかけ、親にも申し訳ない気持ちが募り、自分の視野が狭くなっていく。メンタル的な弱さが物事をマイナス思考にし、何をやっても上手く結果に結びつかない負の連鎖に陥っていた。“天は自ら助くる者を助く”。サミュエル・スマイルズの自助論に出てくる有名な言葉だ。明治維新の頃西国立志編と改題され、国を良くしたいと志を持った国民に多く読まれ、国作りの精神的支柱になったとも言われている。国難にある今、休校にて家にいる子供達にはYou Tubeもいいが、良書を読んで偉人達との対話もこの機会にしてみてはどうか?

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,20

                                              

アベノマスクと危機管理能力

 総理大臣の使命は何か?日本国民の生命を守ることである。それならばなぜ早い段階で外国からの入国制限ではなく入国禁止措置をとらなかったのか?と多くの国民は思っているのではないだろうか?経済活動への影響を考慮して?他国への忖度?など理由を挙げればきりがないだろう。リーダーに必要なことは“決断力と行動力”。全国民が新型コロナウィルスに感染でもしたら経済どうのこうの言ってられないことがなぜ安倍さんは分からんのか?一世帯に30万支給?一人ひとりに10万円支給?リーダーが縦軸をもって生きていないから、哲学がないから原稿を読まないと会見ができないのではないか?原稿を読むだけなら私にでもできる。自分の言葉で、信念をもって国民に訴えたら、国民の心に言葉が響くのではないか?アベノマスクのサイズが合っていないのは、国民の感覚とのズレのように思えるのは私だけか?

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,19

                                              

己を知る

 松下幸之助さんの“道をひらく”のなかに「己を知る」というページがある。戦いはまず敵を知ることから始めよと。しかし、敵を知る前に、本当はもっと大事なことがあるのではなかろうか。それはつまり“己を知る”ということである。己を顧みるということである。己を知らなかったら、戦いには必ず敗れる。連戦連敗。その敗因は我が身にあり。新型コロナウィルスとの戦いに負けは許されない。今までの日々の己の行動、習慣をこの週末に振り返ってみませんか?

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,18

                                              

社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)

 報道ではソーシャル・ディスタンスと言われているが、ここでもなぜ“社会的距離”と先に日本語で表現しないのか?豊臣秀吉が日本語を世界の共通語にすると夢見ていたそうだがそれは夢のまた夢!まぁ、そんなことを愚痴っても仕方がない。通勤電車の車内風景が変わった。7人掛けの椅子に4人ぐらいが間を開けて座っていると今までなら“宜しいですか?”と遠慮がちに声をかけて座らせてもらったものだが、皆さん視線は空いた座席に目はいくが、その前に立ったままスマホを眺めている。今まで通り詰めて座ったからといって感染するわけではないだろうに、周りの人の目線が気になるのか、それとも間を開けて座っている人への気配りなのか?私の場合は身体が大きいので、横にこんな大きな人が来たら嫌かな?と思われたくなにのでついつい立ったままでいる(笑)

                                               

                                                                                                                                                      2020,4,17

                                              

今こそ“オールジャパン!!”

 連日医療現場の過酷な状況がネットや新聞、テレビなどで報道されているが、大変なのはどこも同じ。当医院の患者さんから“こじんまりした小さなイタリア料理店だけど凄く良いシェフで、料理も美味しいので先生機会があったら行ってみて!今はテークアウトを始めたから先生本当にお願い!”と紹介された。それならばと、昨日は妻の誕生日でもあるので早速テークアウトの予約をさせて頂き取りに伺った。誠実さが人柄に表れている素敵なシェフだ。オードブル、ピザ、パスタを茹でる際に使う岩塩も付けて頂いたポローネゼ等すべてが格別だ!近隣の方は是非ご賞味あれ!飲食店のテークアウトを普及させ、感染拡大のピークアウトをオールジャパンで早く迎えようではないか!

Trattoria GHI-HEI

https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140504/14013379/



                                               

                                                                                                                                                      2020,4,16

                                              

クラスター感染

 一日の終わりに5分でも“自分の今日一日”を振り返る時間を設けてみてはどうか?仕事の明日への課題が見つかるかもしれない。予定通り事が運ばなかったことの反省にもなるか?反省・・何事も完璧な人はいない。だからこそ日々自分を律する生活が求められる。何も誰かに強制されるような話ではない。法律には触れていないから、罰則はないから、で許されるのか?弘前大学医学部の卒業生の感染拡大時期のヨーロッパ旅行が明るみになった。人として正しい行動規範が求められるのは言うまでもない。                                                  

                                                                                                                                                      2020,4,15

                                              

コロナ疲れ

 武漢での新型コロナウイルス感染が3~4か月で全世界にこのような状況を作り出すとは誰が予想したであろうか?専門家は想定していたのだろうか?いずれにしても見えない敵との闘いは、特効薬がない現時点では不安が募るばかりである。新型コロナの話題が挨拶代わりでは、1日のモチベーションが上がらない御仁もいるのでは?WHO(世界保健機関)や政府の対応に物申したい方も多いとは思うが、今我々に求められていることは、密接場面の3密を避けることである。誰が悪いと犯人捜しをしたところでこの感染拡大は抑えられない。国民に“徳”があるかないかによって終息時期が決まるのではないか?

                                                    2020,4,13

                                              

学び

 ほとんどの学校は5/6まで休校となり、子供達の元気な登校風景が無くなった。小中高生はそれぞれどのようにこの一か月を過ごすのか?“少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず”とは子供の頃によく父に言われた。当時は意味すらよく知ろうとしなかったが、脳裏には焼き付いている。子供だけではない。“最近は年輪を刻むように年を取る人が少なくなった”とは小林秀雄氏の言葉だが、歴史を辿って一寸の光陰を惜しんで学んだ先達から我々は学び直す必要があるのでは。人はいくつになっても学び続けるしかない。人生は生涯をかけて自分を完成させていく修養の過程。

                                                    2020,4,12

                                              

バックパッカー

 学生時代には家庭教師などのアルバイトで夏休みの一人旅資金を貯めた。トランジットで宿泊したモスクワでは限られた時間の市内観光で、当時超大国アメリカと覇権を争う国としてはあまりにも荒廃した街並みに唖然とした記憶が残っている。ロンドン上空から眼下に見えた市内のカラフルな街並みは、ヨーロッパへ到着した実感と興奮が抑えられなかった。イギリスからフランスへは英仏海峡を船で渡り、カレイ港が見えてきた時には甲板の上で見知らぬ旅人と“オーシャンゼリーゼ~!”を腕を組んで歌っていた。懐かしい!そんな国々も今は国難に立ち向かっている。先の見えない新型コロナウィルスとの戦いを世界が協力し合って一日も早い終息宣言を出したい。異邦人を実感できるバックパッカーの旅を若い人たちができるように!

                                                    2020,4,11

                                              

梅・桃・桜

 私が20代の頃、蕎麦屋のテーブルに今にも淡いピンクの花が咲きそうな蕾を付けた枝が飾られていた。“これは梅ですか?桜ですか?”と尋ねたら“桃です!”と店員のお姉さんに笑われた。それ以来桃の花は勿論だが、梅・桃・桜を間違えることはない!今年は花見どころではない4月上旬となったが、例年通り満開になった自由が丘の桜並木も、気が付けばゆっくりと眺めることもなく、新型コロナウイルスを避けながら歩いていた。来年は、希望に満ちた春、のどかな心を取り戻せていることを願いながら、今日のブログを閉じるか!

                                                    2020,4,10

                                              

人は勝手な生き物か?

 3ヶ月ぐらい前に表面化した武漢での新型コロナウイルスの感染拡がりが、春節の休みを利用して来日する多くの中国人から本邦にも拡がるのではないかと危惧する声が多くあったのは記憶に新しい。お人好し政府の無策ぶりにも落胆したが、当時北海道で感染が拡がり複数の日本人の感染が出たことで、北海道から東京への移動を控えるべきではないかという意見もあったと記憶しているのは私だけだろうか?今はどうかと言えば、長野県の軽井沢のスーパーの駐車場には品川ナンバーなどの別荘族と思われる車が溢れているとのこと。身を守るための避難?症状のないままウィルスを軽井沢に運んでしまう?なんてことは当の本人たちは考えもしないのだろうか?感染したくて感染するものなど誰もいない!日々感染者の数字だけが増加していくが、その原因の一端はもしかしたら自分かも知れないという戒めが必要であろう!

                                                    2020,4,9

                                              

緊急事態宣言の翌日

 いつも通勤で使う今朝の6:20頃の電車はさすがに空いていた。日経新聞の朝刊には“日本の民主主義社会の強さが試されている”と載っている。何のための緊急事態宣言か?一人ひとりがしっかりと意味を理解しなければ、何の効力も発揮されないであろう。東京都医師会の重要なメッセージを心に留めてください。「皆さん想像してみてください。新型コロナウィルス感染症に、もしも今この瞬間から、東京で誰一人も新しく感染しなかったら、2週間後には、ほとんど新しい患者さんは増えなくなり、その2週間後には、ほとんどの患者さんが治っていて、その2週間後には、街にウィルスを持った患者さんがいなくなります。だから今から6週間、皆さんが誰からもうつされないように頑張れば、東京は大きく変わります」。

                                                    2020,4,8

                                              

緊急事態宣言

 安倍総理の記者会見を皆さんはどのように受け止めたでしょうか?1億2千万の日本人の生命を守るための英断を下した?もっと早く決断すべきだった?強制力はないので実効性がない?など様々な意見があるかも知れないが、苦渋の決断であったことは間違いない。日本は欧米のように罰則や強制力を行使しなければ行動に移せない国民ではないと信じたい。こういう時こそ日常の生活習慣、ものの考え方の習慣が現れてくる。良識のある行動、国民性を世界に示そうではないか!

                                                    2020,4,7

                                              

研修医の集団感染

 未曾有の感染症に対して身の危険を冒しながらも患者の対応に当たっている医療関係者には頭の下がる思いである。当医院にお越しになられた看護師さんからも“正直なところ怖いです!”とのお言葉。一方で、報道内容が正しければと断りを入れさせて頂くが、研修医の集団感染の経緯を知ると腹立たしくなる。医療者としての資質に欠ける、医師としての自覚が欠如していたのは言うまでもないが、修養ということを知らずして大人になるとこういう輩になるという典型ではないか。医者だけではない。国会議員でさえも、法務大臣に任命された人でさえ、公職選挙法に違反するのではないかと世間を騒がせている。渡部昇一先生が以前仰っていた。“教養は試験で計れるけど修養は計れない。修養は学んだことを心で受け止めて、自分をより高めようと思い続ける努力が求められます”と。

                                                    2020,4,5

                                              

医療崩壊

 当医院は通常の診療体制を今のところ維持できているが、新型コロナウイルスの感染者の通院が確認されたりスタッフの感染が起きれば休診せざるを得なくなる。本日来院された病院勤務の看護師さんの話をでは、この1週間で職場の空気が変わってきたとのこと。医療従事者を守るマスク、グローブ、消毒液、感染防護服などが入手できなくなってきており、その看護師さんは同じマスクを1週間使い続けるように言われていると嘆いていた。この迫る危機的状況は連日ネットニュースやテレビ等でも報道されているが、いくら訴えても当事者意識を持たない輩は巷に溢れており、このままではより事態が深刻化してパニック映画のようになってしまうのではないか?今は序章にすぎないのか?

                                                    2020,4,4

                                              

テレワーク

 4~5ヵ月の定期検診でお越しになられる方の中に、新型コロナの感染が怖くて2ヶ月ほど先延ばしにしたいという連絡が入った。2ヶ月後に終息しているのだろうか?大方は懐疑的な意見であろう。キャンセルの電話がある一方で、家での仕事になったので歯の治療に通いたいとの問い合わせも増えている。当医院は診療室、カウンセリング室ともに個室になっているので、会話が他の患者さんに聞かれることもなく、他の患者さんの治療によるエアゾルを吸うリスクもほとんどないという点では安心して頂けるのではないか?ただ、歯の治療と言ってもそう簡単に治療が進むわけではないことを先ずはご理解して頂きたい。当医院での診察を希望される方はHPの「初めて来院される方へ」をご覧いただき電話にて予約をお願い致します。

                                                     2020,4,3

ペスト

 アルベール・カミュのペストの一部が現実の世界になってきている。感染の拡大そのものは勿論命に係わる大問題であるが、国民ひとり一人が協力し合ってこの国難を乗り越える努力、連帯感が必要とされているにも拘わらず、相変わらず個人的な関心ごとを優先させて行動している。不要不急に何かと理由をつけて出歩く人、スーパーで余分と思われるほど買い占める人々。社会生活の閉塞感が長引くにしたがって理性よりも感情が先に働く人間の行動が、徐々に社会をパニックに陥れていく。大切な人を失わないために、心に想う人に逢うために、将来のある子供達のために、利他の心を育む意識を!

                                                    2020,4,2

                                              

今こそ“学問のすすめ”を読んで!

 「天は人の上に人を造らず‥‥」を聞いたことがあっても、“学問のすすめ”を読んだことがある人はほとんどいない。

明日はどうなるか分からない今だからこそ、自分はどのように振る舞い、行動すべきなのかを考える指南役としてこの一冊を今すぐ読んで頂きたい。今、人々に求められているものは“良識ある行動”である。老若男女問わず、今一度自由と我が儘の違い、境目を考えて頂きたい。諭吉は述べています。“自由と我が儘の境目というのは、他人の害となることをするかしないかにある。ある人がやりたい放題やるのは、他の人の悪い手本になって、やがては世の中の空気を乱してしまう。人の教育にも害になる。” 身の回りのちょっとしたことでも構わないと思います。周りの人へ迷惑の掛からない行動を意識しましょう!誰かに言われたからするのではなく、自分の良心に従って行動をとるべきです。人として、そして日本人として試されています。

                                                    2020,4,1

                                              

京産大生は何を大学で学んだのか?

 卒業旅行でヨーロッパ旅行に行き、帰国後にゼミの祝賀会でクラスターが発生したとのニュースが流れた。明日から社会人として責任を背負って社会に貢献する20歳を過ぎた大人の行動としては情けない。なぜこのご時世にヨーロッパ旅行を?政府をはじめ各自治体の首長が多くの人の集まる機会を極力避けるようにと呼び掛けているにも拘わらずだ。何もこちらの学生だけではなく、都内においても身勝手な振る舞い、行動をとる大人を見かける。なぜこのような人種が増えてきたのか?一言でいえば“教育”ではないか?それも家庭における“躾”が全く出来ていない。当医院に来院する小学生の中には簡単な挨拶もできない子供がいる。塾で何を学んでいるのか知らないが、人として学ぶべきは礼儀が優先されるべきではないか?学力優先、経済優先では大人にはなっても“人”にはならず、歳を重ねても“成人”にはなれない。

                                                    2020,3,31

                                              

不要不急の外出自粛

 志村けんさんが亡くなった‥‥。ウィルスによる人類死滅の危機をテーマにした映画、草刈正雄とオリビア・ハッセー主演の「復活の日」を思い出さずにはいられない。来年の今頃、世界の人口が半減しているなんてことは誰も予想していないだろう。でも、特効薬もなければワクチンもないとなればどうすれば生き残れるのか?今、我々一人ひとりができることをしなければならない理由はそこにある。“不要不急の外出を控えてください”と誰かに言われたからではなく、良識ある行動を普段から心掛けている日本人であれば自ずから当たり前にできるはずだ!「人を思いやり、慈しむ心である『仁』があれば、おのずと道徳は保たれ、社会が安定する」という孔子の教えを胸に刻もう。

                                                    2020,3,30

                                              

試練の時

 安倍総理大臣の記者会見を皆さんはどのように受け止めたであろうか?日本の外交においては総理として立派な仕事をされていると私は評価しているが、経済と教育に関しては及第点には届かない?のではないか。そんな中での新型コロナウイルス感染の国難である。国が、国民が、世界の人々が協力するしかない。総理も聖人君子ではない。批判も受けるであろう。しかし、今のこの人類に対する危機が差し迫っている状況下では、一国のリーダーを信じて従うことがひとり一人の国民に求められている姿勢ではないだろうか?明治維新前夜、吉田松陰は、「天下の大患はその大患たる所以を知らざるにあり」といっている。危機にあることを知らないことが最大の危機だ。ちょっとした油断が命取りになる。

                                                    2020,3,29

                                              

規律を守る国民

 東京における新型コロナウィルスの感染者が3日連続で40人を超えた。イギリスではジョンソン首相の感染も明らかになり、気が付けばウィルスの脅威、恐怖に人々が身をすくめている。まさに明日は我が身とはこのこと。昨年までJリーグで活躍していた元ドイツ代表の選手が、「日本の感染者数がこの程度で済んでいるのは、国民性が大いに関係している。何よりほとんど全ての人が当たり前に規律を守ることができる国民だ。欧州が学ぶべきことはこれだ。」とコメントを寄せていた。この週末も我慢、辛抱の時!「罹るときは罹るからしょうがない!」なんて言う無責任な考え行動を恥ずかしいと思わない一部の日本人には警鐘を促したい。

                                                    2020,3,28

                                              

なぜオーバーシュート、ロックダウン

 マスコミ、政治家の発言で意味不明?耳障りな言葉を耳にする。なぜ日本語を使わないのか。オーバーシュート?サッカーボールがゴールポストを外したのか?とは文脈からは思わないが、もっと日本語を大事にしませんかと言いたい。志賀直哉が母語を響きの良いフランス語にしてはどうかと提言したことがあるとか。外出を控えるこのご時世に普段読めない気になる本を読み漁って素敵な日本語に出会おうではありませんか!

                                                    2020,3,27

                                              

数値化できない価値ある美質

 職場において従業員の労働は適正に評価されているのか?学校教育における子供達の成績評価は総合的に評価されているのか?私が歯科医師になったころは仕事を覚える意味も兼ねて勤務先とは別にアルバイト先を探した経験があるが、その際気に掛ったのが“歩合制”という文字だ。歩合ということは、如何にそこの会社・医院の売り上げに貢献したかということであり、数字での評価でしかない。勿論その様な考えの歯科医院で働くことはなかったのだが‥‥。

イギリスのブレア元首相が当時“7歳児の読書量が20年後にイギリスの立ち位置を決めるだろう!”という発言をされていた。当時我が国の文部大臣は何と言ったか?“全国の公立小中高の図書費を2割削減します”、“スーパーコンピューターは世界で2番では駄目なんですか?”国会議員の資質の違いと言ってしまえば身も蓋もないが、そのような議員を選んでしまう国民の民度も下がっていることの表れだろう。ちょっと話の内容がブレたが、先日の毎日小学生新聞に、「世の中では“思いやり”や“思慮深さ”“謙虚さ”などの数値化できない価値ある美質が存在する」とあった。目に見えないものを評価することができるのが日本人ではなかったか?職業人を育てる教育ではなく、人を育てる教育に国が舵を取らないと、この国は取り返しがつかなくなると思うのは私だけか?



                                                    2020,3,22

                                              

望めば叶う

 “幼いころは誰でも夢をみていた。だが成長するにつれて夢はだんだん色あせ、気がつけばおとなになり、毎日の暮らしに追われて日々が過ぎていく”。‥‥20数年前に本屋で手にしたある本の裏表紙に書いてあった言葉だ。一ヶ月前に本棚の奥にしまってあったその本を探し、改めて読み返した。著者のルー・タイスは「それが本当のあなたですか」と問いかけてくる。約2ヶ月に当医院で歯列矯正治療を始めた30代の女性患者さんと会話をする中で、福澤諭吉の“学問のススメ”の話を切っ掛けに私が彼女に是非読んでいただきたい本として頭に浮かんできたのがこの“望めば叶う”だ。今日もこの患者さんは来院され、“綺麗な本をネットで購入しました!”とのこと。彼女にはしっかりとした人生プランがありそうだが、この先迷うことがあった時には背中を押してくれる一冊になることは間違いない。


                                                    2020,3,21

                                              

習慣化の重要性

 子供達の口呼吸と間違った嚥下様式を改善させる筋機能トレーニングによって本来の顔面骨格を取り戻し、その結果歯並び、咬み合わせも改善してきたケースが当医院でも多く見られるようになってきたが、反面結果が伴ってこないケースやフェードアウトしたお子さんもいた。この治療の考え方を親御さんがしっかりと理解できていることが治療を受ける上では大前提であるが、それ以上にトレーニングを習慣化できる家庭環境が整っているかどうかが大きな鍵を握っていると実感する。歯科医院に毎月一回通っていれば咬み合わせが良くなるというものではない。“習慣”は自然には身につかない。努力が必要。だから“習慣力”。歯を磨くのも、お風呂に入るのも、最初は親が躾けたからです。小さなお子様にマズローの欲求五段解説を理解させる必要はないが、このトレーニングを“習慣化”することが何事も成就させる上では大切だと身をもって教育できると確信する。


                                                    2020,3,19

                                              

大局観

 リーダーに必要な資質は何かと問われればそれは“大局観を持った決断力”であろう。その大局観を養うには日ごろからの修養が必要であり、教養を身につける以外にない。このことは現役の全国会議員に強く申し上げたい。大局観がないから対処療法の政策しかできない。なんで現金給付をするのか?現金と商品券をセットで考えたら?なんてことを平気で提案する野党議員までいる始末。日本で、世界で新型コロナウイルスによる混乱が生じているが、収入が減るから保証してくれ、生活ができないから国が何とかしてくれなどというのは如何なものか。誰も予期せぬ事態に対処する解決策は持ち合わせていない。“国があなた方に何をするかではなく、あなた方が国に何ができるかを考えてほしい”とは某国の大統領の名演説だ。今は国も国民も試練の時であり、それぞれの問題解決能力が問われているのではないか?謙虚に、耐えるときは耐えることを学ぶ時であり、危機を脱した時に、人として恥ずかしくない行動をとれたと思えるようにあるべきだ。

                                                    2020,3,18

                                              

先の見えない不安

 最近の患者さんとの会話は先ず“新型コロナウイルスはどうなりますかね?”で始まる。日を追って感染への緊迫感が周りでも高まってきているのは皆様のまわりでも同様かと思います。通勤電車内ではくしゃみ一つし難い雰囲気があるだけではなく、マスクをしないで会話をしていると注意する乗客が出てくる始末。“最後は自分の身は自分で守る”しかないのかも知れないが、なんとも窮屈だ。しかし恐怖から他人との接触を避けようとするのは道理かもしれない。学校の一斉休校、イベントの中止。今日の夕方にはアビガンが新型コロナウイルスに効力があると中国が発表したとのこと。副作用は大丈夫なのか?早くこの目に見えない、先の見えない不安を払拭できるような日が来ないだろうか。「ノーレイン・ノーレインボー」、ある中学校卒業式の祝辞だ。

                                                    2020,3,16

                                              

治療で歯は良くなるの?

 今日の初診患者さんの主訴は、“これ以上歯を失いたくない”。口腔内を診査すると多数の処置済みの歯を認め、3本はすでに抜歯されいる。詳しく話を伺うと、何度も同じ歯を治療しているにもかかわらず良くなっていないのはなぜか?と疑問になっていたとのこと。このような同じ疑問を抱えている方に先ず理解して頂きたいのは、歯は治療をしても良くならないということ。良くならない??歯が良くなる=歯が元に戻る、であれば治療をすることで歯が良くなるという表現は正しいかもしれないが、実際には治療をすることでその歯の予後がどうなるかということ。むし歯になるリスク検査をしたことはありますか?治療をすることで治療を行わない場合よりは歯を延命できるのであれば治療を選択するという考え方を患者さんには持ってほしい。そのためには医院側がきちんと患者さんと向き合う時間が必要である。次から次と患者さんを捌くような診療体系では、いつまでも患者側は考える時間も質問する時間もない。

                                                    2020,3,12

                                              

血液の在庫不足

 皆さん、献血をされたことはありますか?身内の方も含めて手術などで輸血が必要になった経験をお持ちの方もおられることでしょう。茨城新聞のコラムに掲載されていた記事によると、新型コロナウィルス感染拡大で献血関連行事が中止になるなどして、血液の在庫不足が深刻化しているそうです。日本赤十字社によると、輸血を受ける人は1日約3千人おり、約1万3千人からの輸血が日々求められているという。同社は「あなたの40分間が誰かの一生になります」と、協力を呼び掛けている。皆さん、いつどこであなた自身も輸血の必要に迫られるかもしれません。時間があればではなく、時間を割いてでも人の命を救うお手伝いを!医者でも血液は作れない。

                                                    2020,3,11

                                              

新型コロナウイルス

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災では多くの方が犠牲になった。目に映る映像を現実のものとして受け止められなかった9年前を皆さんも忘れることはないでしょう。今は見ることのできない恐怖との戦いが全世界で起きている。目に見えないウィルスの拡散がデータによって可視化され、今そこにある危機として日々の生活を震撼させている。マスクの高額転売、トイレットペーパーの買い占めなど、“自分さえよければ”の社会現象も起きている。日本人であれば“お互い様”という言葉を使ったことがない人はいないと信じたい。お互いに分け合いながら助け合う相手を思いやる自然な気持ちは何処へ行ってしまったのか?新型コロナウイルスの終息も見通せない不安は尽きないが、日本人の遺伝子が組み替えられたのではないかと思われる新種の日本人の暗躍する社会は収拾がつかなくなる不安が尽きない。

                                                    2020,3,10

                                              

患者の悩み

 先週来院された患者様の悩みは、「子供の頃からずっと歯医者さんに通っているのに良くならないのはなぜなのか知りたい?」。御もっともな質問である。口腔内画像をお見せすると患者さん曰く「なんだか悲しくなる😢」。歯を失ったところにインプラント補綴(被せ物)が処置されていたが、そこと咬み合う相手方の歯が今は痛くなってきたとのこと。むし歯のリスク、上下の歯並び、三次元的な咬み合わせの歪み、治療した側の診断力、治療技術の拙さなど様々な要因が関与しているが、もっとも欠けていることは、治療する側のドクターと治療を受ける側の患者との人としての信頼関係ではないか?信頼関係の構築には何が必要か?歯科医療にかかわらず何事においてもどの業種においても“Face to Face“によるコミュニケーション以外にない。患者さんの悩みをこちら側が温度差なく受け止めることができているのか?

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これからの人たちへ

 卒業シーズンを迎えたにも拘らずこの新型コロナウイルスの市中感染拡大によって人生の節目となる記念すべき式典が行われないのは非常に残念であり気の毒である。学生生活の思い出、充実度は人それぞれかも知れないが、若い人たちには以前東大の入学式祝辞で述べられていた言葉を胸に刻んでほしいと願う。引用します。

“あなたたちの頑張りを、自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と能力とを、恵まれない人々を貶めるためにではなく、そういう人々を助けるために使ってください”

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真のおもてなしとは‥‥

 歯科医院を受診される方の多くは何か主訴を抱えて来院される。しかし、来院されない一般の方は皆さん口腔内に問題はないのだろうか?表現を変えれば、そもそも病気と診断された患者以外は全員が健康と言えるのだろうか?

当医院の経営理念は“価値ある時間を患者様に提供する”である。

星野佳路氏の言葉によると“おもてなしとは顧客の期待に応えることではなく、顧客に気付いてもらうこと、伝えたいメッセージをしっかりと伝えることが本当の意味でのおもてなしである”とある。

当医院は治療だけを提供しているのではない。先ずは皆さんの口腔内の現状をしっかりとご自身で把握してください。

あの時、あ~すれば良かった!はできるだけない方がいい!

                                                    2020,2.29

                                              

当医院の歯科治療・メインテナンスの考え方

 むし歯の治療を繰り返し、あるいは多く受けている原因は、

1.     咬み合わせを考慮しないまま表面的な処置に終始している可能性があるのではないか?(咬み合せと歯軋りの関係を理解していただく必要があります)

2.     カリエスリスク(むし歯になるリスク)を減じることなく対処療法的な処置を繰り返している為

3.     痛みなど症状のあるときのみ治療を受ける対処療法型の歯科医院通いをしていないか?

4.     長期的な歯の保存・維持を目的とした治療ではなく、その場凌ぎの必要最低限の処置に終始している可能性は?

5.     治療時の精密度の問題

6.     修復物、補綴物の材質の特徴によりもの

7.     不正咬合(かみ合わせの不正)がある場合の夜間の睡眠時歯ぎしりによる個々の歯に掛かる力の負担による修復物の歯面からの剥がれ、歯質の亀裂、破折が生じ易い

8.     食生活習慣の改善を含めたセルフケアーが不十分

9.     定期的なメインテナンスを全く受けない

  などが考えられます。

 歯周病の進行は歯周病細菌の関与がありますが、生体(宿主側)の免疫応答が深く関与しており、原因は決して一つではなく、多因子性疾患として考えられています。

 歯周病に関しては治療終了後も口腔内細菌の働きをコントロール必要性から定期的なメインテナンスにて歯周ポケット内のバイオフィルム(細菌の塊)の破壊、歯石除去を行う必要があります。

治療の進め方・内容

1.     唾液検査の実施、リスクの把握とご理解、セルフケアーの改善、確立

2.     不良補綴物(被せ物)・修復物などがあれば精密な再処置を検討する

※歯を治療することで歯が治ることはありません。歯の機能を長く持たせるための処置がむし歯の治療であることをご理解ください。

3.     身体の適応と代償という観点で口腔内を診たときに、歯列の乱れ、かみ合わせのずれがある場合には、代償の全身症状として首肩の凝り、腕のしびれ、偏頭痛等(他にもあり)が現れやすく、口腔内では歯の根元の楔上欠損、歯の咬耗、歯肉退縮、顎関節では開口時の顎関節の音、痛みなどが生じてきます。12週~16週の間隔でメインテナンスを継続させる。但し、むし歯、歯周病のリスクが高い場合にはメインテナンス期間を短くする。

治療の予後予測

 生体で今後起こりうることを予測することは不可能ですが、処置済みの修復物、補綴物を長期的に保つことができても処置完了時と同じ状態を半永久的に維持させることは難しいと思われます。早期に修復物(金属)などの浮き上がり、不適合箇所を発見し、必要最小限の再処置に済ませることが、御自身の歯を長く持たせる最良の方法です。

定期メインテナンスと歯科医療について

現在治療が必要なところは適切な処置を受けることが必要ですが、その後新たな疾患をつくらない為には正しい食生活習慣、と口腔内セルフケアーの確立が皆様には必要です。

当医院としては

l  口腔内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やすこと

l  細菌バイオフィルムを破壊して生体の抵抗力を優位な状態にする

l  科学的根拠に基づいた予防と適切な時期に必要な治療介入

l  継続的な患者資料(レントゲン写真、口腔内写真)の採得

l  時間軸の観念をもったメインテナンスシステム

を意識して一人ひとりの口腔内の管理をしております。

※必ず理解してください!

皆様の中には「症状がない=健康」、「何か症状が出たら、痛くなったら歯科医院を受診する」という考えがあるかもしれません。

一方で、定期的なメインテナンスは、自覚症状のないもしくは、ほとんどない状態で来院してもらうために皆様の従来の考え方とは相反することになります。

皆さん、歯科治療・口腔ケアの“意識改革”をしてください。

口腔内には700種類以上の細菌が検出されており、むし歯や歯周病は細菌の塊・バイオフィルムが主要因である多因子性疾患です。

つまり、歯面で細菌バイオフィルムが形成され、成熟していく過程が歯や歯周組織にとって最も為害性がある時期です。バイオフィルムが石灰化して歯石になった時に除去するのでは遅いことを理解していただきたいのです。

従って、口腔内細菌の働きをコントロールする必要性から定期的なメインテナンスにて歯周ポケット内のバイオフィルム(細菌の塊)の破壊を行う必要があります。

                                                    2020,2.24

                                              

学問のすゝめ

 福澤諭吉先生の“学問のすすめ”は聞いたことがあっても本を手に取って読んだことのある人はどれくらいいますでしょうか?皆さん、是非ともお読みいただきたい。混迷する日本社会、素晴らしい日本の文化が崩壊しないように、いま私たちが気付く必要があることを150年前に福沢諭吉は述べています。


“人にはそれぞれの社会的役割や才能というものがある。才能や人間性を身につけるには、物事の筋道を知る必要がある。それを知るためには、文字を学ばなければならない。だから、現在学問が緊急に必要とされているのだ。”

“自由とわがままの境目というのは、他人の害となることをするかしないかにある。たとえば、自分のお金を使ってすることなら、酒や女遊びにおぼれてやりたい放題やっても、自由であるからかまわない、というように思えるかもしれないけれども、決してそうではない。ある人がやりたい放題やるのは、他の人の悪い手本になって、やがては世の中の空気を乱してしまう。人の教育にも害になるものであるから、浪費したお金はその人のものであっても、その罪は許されないのだ。”


今の日本人、日本社会、何かが欠けてはいませんか?社会の荒廃は心の乱れから始まる。先ずは一人ひとり、今日一日の自分を振り返ってみませんか?

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 昨今の国会議員の発言、態度からは国を守る、良くするといった使命感をもっている人が極めて少ないのではないかと思わざるを得ない。骨太の政治家がいない。いや、いないわけではないが、そのような方はマスコミ受けをしないからか、メディアが先だって取り上げることもない。

 私が20歳の頃、日本の舵取りをされていたのは先日お亡くなりになられた中曽根康弘さんだった。どんなに公務に忙しくても、レーガン大統領と会談をする前日であっても、首相官邸の執務室で必ず30分は自分の時間を取って修養の時間を取っていたそうだ。

“政治家の仕事は先見性と大局観をもって未来をつくること。そのために過去を知らなければならない。歴史を勉強しなさい”と孫の新人議員にはなむけの言葉。

私が尊敬する政治家、経営者、一流と一目置かれる各界の人々は共通して軸がある。

「人間軸がないとぶれる。軸があるから方向を変えてもぶれない。その哲学は中曽根外交でも生かされた」(日経新聞より)

建物も軸がなければ崩壊する。人間も“軸づくり”が一生のテーマのようだ!

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新型コロナウィルス

 正常性バイアスをご存知でしょうか?人は自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりする習性があり、自分は大丈夫、大したことはない、と思うことが正常性バイアスが働いている状態だそうだ。ある記事によると、物事を深刻に考えすぎないなどプラスに作用することもあるが、災害や事故の際に避難や初動の遅れにつながるとのこと。

 新型コロナウィルスの感染が世界規模で広がっているが、我々の身の回りにもいつの間にかやってきた感がある。総理大臣の使命は国民の命を守ること。他国から攻められない国造りをしているのは評価できるが、ウィルス感染に関しては初動の遅れが否めない。桜の会の問題などどうでもよい。与党も野党もない、周辺国からどう思われようが構わないではないか。思い切った策を講じてほしいものだ。

 ところでなぜ新型コロナウィルスと呼ぶのか皆さんご存知でしょうか?私も先程知ったのですが、ウィルスを電子顕微鏡で見るとウィルスの表面から突起が出ていて、その外観が太陽のコロナににていることから名付けられたそうです。

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論語

 子日わく、「これを知る者はこれを好むものに如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」

学びを「知る」、「好む」、「楽しむ」の三段階に分けて比較していますね。

この言葉の意味するところは、学問でもスポーツでも仕事でも、ただこなすのではなく楽しみの境地まで高めてしまうとどんな小さなことでも思わぬ醍醐味が待ち受けていて、より高い世界へ誘ってくれるということ。

テニスの全豪オープンで8度目の優勝を達成したノバク・ジョコビッチは正にそれを体現しているように思えてならない。

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他科の医療機関との違い

 内科、眼科、整形外科など歯科以外の医療機関は治療のために受診するところであり、予防のために医療機関を受診される方はいません。なぜなら日本の保険制度は疾病保険なので、悪くなってからでないと医療を受けれないからです。では、医療機関で病気と診断された患者以外は健康なのでしょうか?不定愁訴を抱えた人は病名は付かなくても身体に不調を来しているのです。症状が発症する前に存在する『見えないリスク』を発見することが医療のあるべき姿ではないでしょうか?

 歯周病が全身疾患と関係があることは10数年前から言われ続けていることです。幼少期からの咬み合わせの不調和がある時身体のある個所に症状を発症させているのではないかと疑わせる患者がどんなに多いことか。

 当医院における定期メインテナンスにお越しいただいている患者さんの口腔内の変化も毎年資料を採り続けることでよく分かっていただけるようになってきた。口腔内にとどまらず全身に視野を広げ、リスク発見の精度を高めていく必要があるだろう!

                                                     2020,1,22

                                              

「自分を疑う」

先日、「歯が揺れていて硬いものを咬むと痛くて食事ができない」という主訴の方が来院さた。

歯周治療で保存できる状態ではないので後日抜歯せざるを得ない。歯を抜くのが歯医者の仕事??ではない。

“人に苦痛や喪失感をもたらすような医療はしたくない。子供の時からの治療ではなく教育が必要ではないか?”

大人の必要な治療は勿論責任をもって行わせていただくが、今後の当医院の患者層は子供が多くなっていくのは間違いない。

星野リゾートの星野佳路氏の言葉に

“おもてなしとは顧客の期待に応えることではなく、顧客に気付いてもらうこと、伝えたいメッセージをしっかりと伝えることが本当の意味でのおもてなしである”とある。

当医院のミッションである“価値ある時間を皆様に提供する”とはまさにそのことであり、歯科医院に足を運ぶのは治療のためではない。



                                    2020,1,13


「ツァラトゥストラ」

ニーチェの「ツァラトゥストラ」の中に、素敵な一節がある。

 “君は君の友のために、自分をどんなに美しく装っても、装いすぎるということはない。

 なぜなら、君は友にとって、超人を目指して飛ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから。”


 かなざわ歯科医院の診療体系、診療内容は昨年から大きく変わりつつある。

 歯科医療に携わってこのような表現をするのは如何なものかと思うが、歯医者が存在しなくてもだれも困らない世の中になることが、究極の歯科医療の目指すところではないか?実際にはう蝕が存在しなくなっても新たに口腔疾患、咬み合わせと全身疾患の関係が明らかになってきている現在、歯科医療従事者の役割は従来とは違う形で求められるであろう。

 10年後、20年後を見据え、先ずは子供達の正しい成長発育を促す環境作りが必要であり、頭蓋顔面発育障害の一つの表れが不正咬合(歯並び・咬み合わせが良くないこと)という形で表れていることを今年も情報発信していきます!

 成人の方で歯科治療を受けたにも拘らず満足のいく結果を得られていない方は、先ずはなぜ歯医者に通ったのに良くなっていないのか?本当に良くなっていないのか?ご自身の口腔内の現状はどうなっているのか?を知るところから考えてみる必要があるかも知れませんね。


                                    2020,1,1


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