安心・納得の治療のために



はじめに・・・

皆様が歯科医療に求めていること、歯科医院に求めていることは何でしょうか? 

  • むし歯にならない方法はあるのか?
  • なぜ以前処置した歯を何度も再治療するのか?
  • 歯周病は防げるのか?
  • 咬み合わせが原因で肩こりや体のバランスが悪くなるって聞くけど、どうしたらいいの?
はじめに・・・

その他様々なことが挙げられますが、
一般的な話ではなく、自分自身のことについて関心があるのではないでしょうか?


つまり・・・

「自分の口腔内の状態は?」

「今後むし歯になるリスクはどうなのか?」

「生涯自分の歯で過ごすことが出来るのか?」

歯科治療は、“点ではなく線で診る”ことが重要です。

たとえば、むし歯になった歯を治療するだけの対症療法は、「点」でしかありません。
しかし、その原因となった食生活や歯並び、ブラッシングなどのケアの仕方、歯周病など
すべてのリスクや原因を精査して包括的な治療を行うならば、それは「線」で診る治療となりえます。

口腔内は長期的には変化していきます。被せ物が装着されたときには完璧なものであっても、経年的には摩耗したりしながら変化します。当医院では、長期的な変化も見据えたうえで治療が必要な方には治療計画書をお渡ししています。

継続メインテナンスを勧める理由

当医院には治療で来院される方よりも、当医院における治療が一段落して継続的にメインテナンスにお越しになられている方が毎月多くお越しになります。

小さなお子様から最高齢は89歳のご婦人まで。一口にメインテナンスといっても汚れを取るといったクリーニングではありません。

メインテナンスの重要性を訴える理由の1つに以下の文献があります。

継続メインテナンスを勧める理由
The long-term effect of a plaque control program on tooth mortality, caries and periodontal disease in adults. Results after 30 years of maintenance.
J Clin Periodontol. 2004 Sep; 31(9):749-57. PMID:15312097 Axelsson P, Nyström B, Lindhe J

リスク管理を続けることで97、7%の歯は失われずに予防することができたという報告です。

むし歯のリスク管理もしないままに通り一遍の形だけのメインテナンスを行っても、むし歯のリスクが高ければ進行することは避けられないことでしょう。従って当医院を受診される皆様には受身の診療ではなくしっかりと理解しながら診療時間を過ごして頂けるように医院を挙げて努力させて頂いております。

初診時は勿論ですが、定期的なメインテナンス時には経過を追う口腔内写真を必ず撮影し、2年に一回は各部位のレントゲン写真を撮影して口腔内の変化を記録として保存するようにしています。

そうすることで、もしも処置が必要になった場合でも手遅れにならない治療を施すことで歯の予後をよくすることが出来ると確信しております。

上記のようなメインテナンスを重視の診療体制を構築するには医院側だけではなく皆様のご理解とご協力もお願いしなければなりません。

口腔ケア

口腔ケア

健康志向が高まる中、皆様は日常の口腔ケアにどのくらい時間を割いていますか?

戦後から昭和40年代頃までの日本人の口腔内はむし歯の洪水と言われたほどむし歯の罹患率が非常に高い時代でした。その様な時代背景をバックにして出来た制度が歯科保険制度です。治療の質を求めるよりも先ずは来院された方の主訴(多くは痛みを訴える)を取るために処置を優先して行う。歯科医療従事者も治療をすぐに行うことが正しい歯科医療だと疑うこともなく、診療台を横並びにし次から次と患者を掛け持ちながら治療を行っていた時代です。

歯科保健制度は短い時間に多くの方を治療することが前提に考えられています。しかし、歯科医療は全てにおいて外科処置です。薬を塗布して終わる処置などないのです。

一人一人に掛ける時間が少なくなるということはどういうことか?皆様の主訴に対する歯科医師からの説明時間が減ることはもちろんですが、歯科治療の生命線である精度が劣り、結果的に同じ歯を何度も再治療する羽目になるのです。歯科医師、歯科衛生士の仕事は皆様の口腔内の健康を生涯に亘って守り育てることです。

口腔内に多くの治療痕のある方は是非ここで立ち止まって考えてみて下さい。

今まで歯科医院に何回も通い続けた結果、自分の健康な歯が失われていませんか?何かが間違っていませんか?
自費治療を受けたけど何が良いのか分からない?なんて経験はありませんか?
銀歯を高価なセラミックや白金加金(ゴールド)に変えただけで本当に良くなるのでしょうか?
予防歯科の意味するところは?フッ素を塗布することですか?

予防歯科とはう蝕(むし歯)のプロセスに対する治療のこと。程度の軽いむし歯であれば削ることなく経過を診ることがその歯の予後を良くすることは今では常識。削って詰めることが治療だと信じ続ける歯科医師がいる限り、歯は失われていくでしょう。

当医院では治療における時間は勿論、長期に亘り皆様の口腔内の健康を守るための「価値ある時間」を一人ひとりに提供するために、必要な時間を十分にとることを心掛けています。

また、口腔内に特に問題のないと思われている方、定期的に歯科医院にてきちんとした定期検診、バイオフィルム除去を行っていない方などはそのままでいいのでしょうか?

以前、時の総理大臣がある予算委員会にて「私は痛くならないと歯医者には掛かりません」と答弁されていましたが、日本ではそのような方が今も多く、歯科に限っては歯科医療後進国と言われても仕方がない風土が蔓延しています。


当医院のホームページにて全てをお伝えすることは出来ませんが、

皆様の口腔ケアに対する考え方をアップデートして下さい。

当医院の歯科医療に対する考え方

当医院の歯科医療に対する考え方

我々、歯科医師は歯科保険制度のもとで基本的には仕事を行なっていますが、決してボランティアとして医療を提供しているわけではありません。

全うな歯科医療をすべての方に提供させていただくためには十分な診療時間を確保する必要があります。なぜなら歯科治療は歯を削ること然り、歯石除去然り、全てに於いて外科的な処置なのです。被せ物の型取り、装着はどれだけ精度を高めて行うことが出来るかが長期的には処置を受けた修復物(部分的に詰めたもの)や補綴物(被せ物など)の予後を左右することは推して知るべしです。

昨今よく耳にするインフォームドコンセントは医療においては当たり前のことですが、これとて十分な時間がなければ医療者側と受診者側の信頼関係を築くことは出来ません。それでは一人の歯科医師が1日に診察、治療できる人数はどの位が適正なのでしょうか?


当医院では多くても7〜8人が適正と考えます。

診察、治療の質を落としてまで多くの方を診ることは、医療に携わるものとして、人として決してしてはならないことです。しかし、医院経営を歯科保険制度のもとで成り立たせるためには、どこかで数をさばく必要があるのは否めない事実です。多くの歯科医療従事者はこの間の葛藤にあり、鋭意決断保険医を返上して治療の内容を優先した自由診療に移行する先生方も現れています。

このような状況は他業種に目をやると解りやすいのではないでしょうか?

同業他社との激しい価格競争の中で生き残っていくためにコストを下げざるを得なくなった結果犠牲になるのは国民です。安全だと信じて購入した物件が耐震偽装されていた事件がありました。有名店の食品が量販店で格安で売っていたと思ったら消費期限切れの冷凍食品の横流しであることが判明したり、安心安全を一番にすべき運行会社が尊い命を奪うような経営をしていたりと、経営者として人としてモラルの悖る生き方が全ての原因の根源ではないでしょうか?

当医院としては誠実な、誠意ある診療を皆様に提供すべく、歯科治療の考え方、全ての方に口腔内の所見を記載したファイル、治療計画書を作成し、治療に要する目安の回数、治療の内容、治療費用などをお渡しすることにしております。

自由(自費)診療について

自由(自費)診療について

日本の歯科医療は大丈夫なのでしょうか?

なぜ歯科医療先進国の医療費は高いのでしょうか?
日本の歯科医師の技量は先進諸国に比較して劣るのでしょうか?
学会等で発表される高度な治療技術、優れた材料などは日々の歯科保険診療の中で行うことが出来ているのでしょうか?

歯科保健制度は短い時間に多くの方を治療することが前提に考えられています。

医院で作成する治療計画書には最良と思われる治療方針と費用が含まれます(保険診療希望の場合には費用項目はありません)。治療内容が高度、複雑になればなるほど保険制度の制限、制約のために、こちら側の最良と思われる治療が出来ないことが多いです。

自由診療という響きは人によっては“儲け主義”と捉える方もいるかもしれませんが、その様な方には歯科医療の本質を知っていただく必要があります。

当医院は“皆様に価値ある時間を提供する・歯科医療の本質を追求する”をコンセプトに日々の診療を行っています。

初診の予約時に自由診療の費用の問い合わせがある場合がありますが、商品を売っているわけではありませんので電話でのお問い合わせには応じておりません。医院にお越し頂き口腔内を診査・診断させて頂いた上ではじめて治療に関する説明になります。

一人として全く同じ口腔内の状況であることはないのです。友人や知人、あるいは親が◯◯という治療をうけたので同じ様な治療を受けたいと希望されてもその方の口腔内の状態によっては同じ様な治療が長期的な視点では決してお勧めできない場合もあるのです。金属・セラミックなどの材料にもそれぞれ長所・短所があり、元のご自身の歯と全く同じ材質の物を口腔内に装着することはできないのです。

当医院の予約の取り方

当医院の予約の取り方

・複数回予約をまとめてお取りします


根管治療(根の治療のこと)が必要な方は治療する歯の状態にもよりますが、最低でも2〜3回の治療回数は掛かりますのでご予定が分かるようでしたら先の予約をまとめておとり致します。


 ✅予約時のお願い

治療時間は少なくとも1時間枠(自由診療)を基本としていますので、体調不良等でどうしてもお越しいただけないような場合を除き、キャンセルのないようにお願い致します。急な仕事でというケースもありますが、当医院も仕事として予約時間をおとり致しますので安易な気持ちで当日及び前日キャンセルのあった場合には、信頼関係の揺らぐ一因となりますので何卒ご理解賜ります様お願い致します。

最後に“治療”と“予防”

 最後に“治療”と“予防”

このふたつは線引きできるものではないのです。医療ですのでEvidence(科学的根拠)に基づく治療は必要ですが、Evidenceと臨床の間にあるのが経験と考えています。皆様が当医院にお越しになられた理由は何か?治療が目的なのか?より良い治療を求めておられるのか?現状を維持するためにはどうしたら良いのか?ということを知りたいのか?顔を突き合わせてお話しさせて頂き、皆様の想いを受け止めてから診査、診断を行い、皆様の想い、考え方のベクトルが共有できた場合のみ、治療、予防プログラムの実行に移ります。皆様にとって“価値ある時間”を過ごしていただくことが当医院のコンセプトです!